出典: Altキー 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年9月21日 (土) 13:39 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Alt キー(オルトキー、アルトキー、英: Alt key)は、コンピュータ用のキーボードの修飾キーの一つ。キートップには通常 Alt と刻印されている。Alt キーは、シフトキーやコントロールキーなどと同様に、他のキーと一緒に押し下げることで、別の様々な機能を実行できる。 [概要] 日本では、PC/AT 互換機で主流となった日本語 106/109 キーボードでは、かな漢字変換用のコンビネーションキーにも使用されている。漢字キー(「Alt+半角/全角」による、かな漢字変換のオン・オフ)、ローマ字キー(「Alt+カタカナ/ひらがな」による、ローマ字入力のオン・オフ)などである。オリジナルの OADG キーボード(PS/55後期の5576-A01以降)では、これらの文字(「漢字」、「ローマ字」)は、該当するキーの手前(前面)に、Alt キーの印字と同じ緑色で印字されている。なお日本 IBM の昔のキーボード(PS/55前期の5576-001/002/003まで)では、機能(スキャンコード)は Alt キーと全く同一であるが前面キーと呼ばれ、キートップに緑色で前面と印字されている。・・・ [名称] Alt キーは Alternate key (オルタネイトキー) の略で、"alternate"は「代替の」「代わりの」という意味である。Unicodeには"ALTERNATIVE KEY SYMBOL" (U+2387) として"⎇"が定義されている。 発音および標記のゆれ Alt キーの発音は、何らかの仕様や規格で規定されているわけでもなく、それにより発音には「ゆれ」が生じている。またそのために、日本語のカタカナ表記にも「ゆれ」が生じている。特に一文字目の A をどのように発音、表記するかが論議の的となる。英語においては、著名な辞書の間でも発音表記が異なっており、ケンブリッジ大学出版局の Cambridge English Dictionary は /ˈælt ˌkiː/ と表記しているのに対して、オックスフォード大学出版局の Oxford Dictionaries では /ˈɔːlt kiː/ と表記している。日本語においても表記が定まっていない点で同様であり、カタカナで表記する場合、「オルトキー」と「アルトキー」の二つの表記が使われている。辞書によっても表記が異なっており、「オルトキー」という読みのみを記載しているものや、「オルトキー」と「アルトキー」両方の読みを併記しているものが混在している。 ・・・ |
Altキー | ALTキー | Alt key | ɑ́lt kíː |
アォールゥトゥ キー | アォールゥトゥ・キー | アォールゥトゥキー | アルトキー |
オルトキー | Alt | ALT | ɑ́lt |
ALTernate | アォールゥトゥ | オルト | ・ |
ALTernate key | Alternate key | ɔ́ltərnèit kiː | オルゥタゥネットゥキー |
オルゥタゥネットゥ キー | オルゥタゥネットゥ・キー | オルタネート キー | オルタネート・キー |
オルタネートキー | オルタネイトキー | ||
Alternate | ɔ́ltərnèit | オルゥタゥネットゥ | かわるがわるの |
交互の | 一つおきの | 代替 | だいたい |
代替の | だいたいの | 代替え | ・ |
Alternative | ɔːltə́rnətiv | オルゥタゥーネィディヴ | 代わりの |
代わりとなるもの | 二者択一の | どちらか一方を選ぶ | ・ |
修飾キー | 特殊キー | ・ | |
更新日:2020年 8月 7日 |