出典: BIOS 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/08/15,URL: https://www.wdic.org/ 電子計算機に搭載されたソフトウェアのうちで、ハードウェアに最も近い部分を扱うもの。ファームウェアの一つ。直訳すると「基本入出力システム」。 [概要] オペレーティングシステム(OS)とハードウェアの中間に入り、ハードウェアの制御などの基本処理を行なうためのソフトウェアをまとめたものである。元々はCP/Mの用語として使われた。後に普及し、様々な場面で使われるようになった。BIOSの語源は、ギリシャ語のβίος(bíos、命)であるとされている。 [特徴] 用途 BIOSには、いくつかの目的がある。 ● ハードウェアの抽象化 ● ハードウェアの制御の共通化 ● リソース管理の一元化 古い時代のOSでは、アプリケーションソフトウェアから直接ハードウェアを扱うことができた。この時代でも、パーソナルコンピューター(PC)にBIOSが用意されており、BIOSを使えば比較的簡単にハードウェアを操作でき、かつハードウェアの直接操作を避けることができた。ソフトウェアとハードウェアとの間に緩衝を設けることで、ハードウェアに変更が加えられた場合でも、BIOS側でその変更に対応させることが可能だった。 ・・・ |
出典: Basic Input/Output System 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年2月22日 (土) 21:58 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Basic Input/Output System(ベーシック インプット/アウトプット システム、頭字語:BIOS(バイオス))とは、ファームウェアの一つで、コンピュータに搭載されたプログラムのうち、ハードウェアとの最も低レベルの入出力を行うためのプログラムである。BIOSソフトウェアはパーソナルコンピュータ (PC) に組み込まれており、電源投入と同時に実行される。主な働きはハードウェアを初期化して記憶装置からブートローダーを呼び出すことで、そのほかにキーボードやディスプレイなどの入出力装置とプログラムが相互に作用するための抽象化した層(英: abstract layer)を提供する。システムのハードウェアの差異はBIOSによって隠され、プログラムはハードウェアに直接アクセスするのではなくBIOSが提供するサービスを利用する。近代的なオペレーティングシステム (OS) はこの抽象化した層を使用せず、OS自身が持つデバイスドライバでハードウェアに直接制御する場合がある。 ・・・ [用語と歴史] "BIOS" とはもともとはゲイリー・キルドールがCP/Mの用語として1975年に初めて用いたもので、OS起動時にマシン固有のハードウェアにアクセスする部分を記述していた。その後、他機種に対しても一般的に使われ、PC/AT互換機のファームウェアにおけるデファクトスタンダードとなった。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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BIOS | CBIOS |
báiəs | Compatibility BIOS |
バイオァズ | ABIOS |
バイオス | Advanced BIOS |
Basic Input Output System | ・ |
Basic Input/Output System | BIOS Setup |
basic input output system | BIOS setup |
basic input/output system | BIOSセットアップ |
béisik ínpùt áutpùt sístəm | BIOS設定 |
ベイシィック インプットゥ アウトゥプットゥ シィステム | UEFI BIOS |
ベイシィック・インプットゥ・アウトゥプットゥ・シィステム | |
ベーシック インプット アウトプット システム | |
ベーシック・インプット・アウトプット・システム | |
ベーシック インプット/アウトプット システム | |
基本入出力システム | |
Basic Input Output Subsystem | |
更新日:2023年 1月 6日 |