出典: RS-232C [読み] アーエス・にーさんにスィー [外語] Recommended Standard 232C 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/01/28,URL: https://www.wdic.org/ 不平衡シリアル転送の物理層インターフェイス仕様の代表。アメリカ電子工業会(EIA)が、DTEとDCEとの接続条件として定めた。 [概要] インターフェイス 古くからある、シリアル通信用のインターフェイスの一つである。 コンピューターと周辺機器の間を一対一で結ぶ信号経路のことを「ポート」ということから、これは古くから「シリアルポート」とも呼ばれた。 規格上はDB25(D-Sub 25ピン)が使用される。 25ピンは大きすぎるため、パーソナルコンピューター(PC)では9ピンが使われ、これは後にEIA-574として規格化された。 また、Cisco SystemsのルーターではRJ-45を使っている。 機能 規格上はケーブル長最大約15mで、最高速度20kbpsとなっているが、現実にはそれ以上の高速通信にも使われている。同じシリアル通信の姉妹品にRS-422がある。RS-232Cの規格は同期通信と非同期通信に対応するなど幅広く、一般の通信ソフトウェアが使用するのはごく一部の機能に過ぎない。特に非同期で使用しているうちは、機能の半分も利用していない。 規格化の歴史 一般にRS-232Cと呼ばれて広く普及しているが、RSは厳密には規格ではない。 RS-232Cは後にITU-TのV.23/V.28や、ISO 2110との整合性をとるための拡張が行なわれ「232-D」となり、更にフロー関係の見直しをされ「232-E」になり、さらに「232-F」となった。 現在の正式な規格名は、ANSI/EIA/TIA-232-Fという。 日本規格はJIS X 5101(旧JIS C 6361)が該当し、規格名は「データ回線終端装置とデータ端末装置とのインタフェース(25ピンインタフェース)」である。 232E 昔はとにかく「RS-232C」という用語ばかりであったが、いつの間にか「EIA-232E」という語も普及しているようである。 パソコンのカタログなどを見ると、「EIA-232E準拠」などと書かれているが、現物を見るとやはり9ピンのD-subである。RS-232Cと呼ぶよりはマシではあるが、しかしEIA-232Eは25ピンの規格なので、厳密にはEIA-232Eですらない。 [特徴] 接続 ストレート・クロス RS-232Cでの接続方法にはストレート接続とクロス接続があり、それぞれの場合でストレートケーブルとクロスケーブルが使われる。 ・・・ |
出典: RS-232C(アールエスニーサンニーシー) 「パソコン用語集」NECパーソナルコンピュータ株式会社 転載日:2023.12.08 URL:https://support.nec-lavie.jp/support/pc/yougo/index00.htm Recommended Standard-232C パソコンと周辺機器をシリアルインターフェースで接続するための規格。 パソコン背面部分には、モデムやTAなどを接続するシリアルコネクタが装備されている。 |
出典: RS-232 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年7月20日 (木) 23:05 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ RS-232 (英語: Recommended Standard 232) は、シリアルポートのインターフェース規格である。基本的にはホストコンピュータや端末といった「データ端末装置」と、モデムなどの「データ回線終端装置」を繋ぐものとして設計されたが、パソコン同士の直接接続や、あらゆる周辺機器の接続用に広く使われた。 [正式規格] 「EIA-232-D/E」として規格が発行されている。「RS-232C」という呼称が広く使われているが、その後改訂されてEIA-232-Dとなった(RS-232Dとも呼ばれる)。さらに現在ではEIAとUSTSA (United States Telecommunications Suppliers Association) とが1988年に作った新組織電気通信工業会(TIA: Telecommunications Industry Association) が受け継いで「ANSI/TIA/EIA-232-F-1997」が現在の正式規格名となっている。正式な規格となったため、適合するかまたはこの規格を無視するかの選択を迫られた各メーカーは結局、無視を選んだところが多い。この規格に準拠するためには、同期通信機能を備え、また、サブチャンネル機能を備えるなど、コスト上昇に繋がる多くの機能を実装しなければならないが、実際には使われる場面は少ないのに加え一般に知名度が低く、この規格名をつけた商品はRS-232C準拠と書かれた商品より競争力が逆に低下するためである。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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RS-232C | RS-232D |
ɑ́ːr és túː θríː túː síː | RS-232E |
アゥー エス トゥー スゥリー トゥー シィー | RS-232F |
アゥー エス・トゥー・スゥリー・トゥー・シィー | ・ |
アゥ́ー エ́ス・トゥ́ー・スゥリ́ー・トゥ́ー・シィ́ー | EIA-574 |
アール エス ツー スリー ツー シー | ANSI/TIA/EIA-574-90 |
アール エス・ツー・スリー・ツー・シー | JIS X 5101 |
ア́ール エ́ス・ツ́ー・スリ́ー・ツ́ー・シ́ー | 旧JIS C 6361 |
アー エス・にーさんにスィー | RS-232C準拠 |
アール エス・にーさんにシー | ・ |
RS-232 | |
Recommended Standard 232 | |
Recommended Standard 232 Version C | |
Recommended Standard 232-C | |
Recommended Standard 232C | |
rèkəméndid stǽndərd túː θríː túː və́rʒən síː | |
レカゥメンデッドゥ スタェンダゥァードゥ トゥー スゥリー トゥー ヴゥァージュン シー | 【 以下関連語 】 |
レカゥメンデッドゥ・スタェンダゥァードゥ・トゥー・スゥリー・トゥー・ヴゥァージュン・シー | D-sub25ピン |
レ̀カゥメ́ンデッドゥ・スタェ́ンダゥァードゥ・トゥ́ー・スゥリ́ー・トゥ́ー・ヴゥァ́ージュン・シィ́ー | D-sub9ピン |
レコメンディッド スタンダード ツー スリー ツー バージョン シー | Dサブ25ピン |
レコメンディッド・スタンダード・ツー・スリー・ツー・バージョン・シー | Dサブ9ピン |
レ̀コメ́ンディッド・スタ́ンダード・ツ́ー・スリ́ー・ツ́ー・バ́ージョン・シ́ー | シリアルコネクタ |
・ | 非同期伝送 |
ANSI/EIA-232-D-1986 | ・ |
ANSI/TIA/EIA-232-F | Recommended |
ANSI/EIA/TIA-232-F | rèkəméndid |
ANSI/TIA/EIA-232-F-1997 | レカゥメンデッドゥ |
・ | レ̀カゥメ́ンデッドゥ |
EIA/TIA-232-D | レコメンディッド |
EIA/TIA-232-E | レ̀コメ́ンディッド |
EIA/TIA-232-F | [形容詞] |
・ | 勧める |
EIA/TIA RS 232-D | 推奨する |
EIA/TIA RS 232-E | 推薦する |
EIA/TIA RS 232-F | お勧めの |
・ | ・ |
EIA-232-D | SERIAL(1) |
EIA-232-E | SERIAL(2) |
EIA-232-F | |
更新日:2024年 1月19日 |