出典: エンドツーエンド原理 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年11月28日 (火) 11:54 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ エンドツーエンド原理(End-to-End Principle)は、コンピュータネットワークの古典的設計原理であり、1981年に Jerome H. Saltzer、David P. Reed、デービッド・ダナ・クラークらの論文 End-to-end arguments in system design で初めてその概念が提唱された。通信プロトコルの操作は可能な限り通信システムの終端で行い、また制御対象のリソースになるべく近いところで行うべきであるというもの。 [概要] エンドツーエンド原理では、アプリケーション固有の機能がネットワーク終端のホストで「完全かつ正しく」実装できるなら、ネットワーク内の中間ノードではなく終端のホストで実装されるべきだとする。この考え方はバランが1960年代に行った信頼できない部品で信頼性のあるネットワークを構築する研究にまで遡り、ネットワークに機能を追加しようとしたとき、(ネットワークでの実装のレベルによらず)結局は「完全かつ正しい」実装のために終端のホストにも実装しなければならなくなるという知見に基づく。下層の通信システムの機能の多くは上位層クライアントのために実装されているものの、クライアントがその機能を必要としないこともあり、クライアントが同等機能をエンドツーエンド的に再実装するような冗長な状況が存在し、性能的に無駄が生じるとした。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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End to End | |
end to end | |
End-to-End | |
end-to-end | |
エントゥーエンドゥ | |
接続の両端 | |
端から端まで | |
両端で | |
更新日:2020年 4月14日 |