出典: 電波の周波数による分類 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年3月24日 (日) 22:58 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 電波の周波数による分類(でんぱのしゅうはすうによるぶんるい)では周波数帯ごとに慣用の名称や用途などを記している。 [分類] ITUによる分類 ELF:0.03Hz~300Hz ULF:300Hz~3kHz VLF:3~30kHz LF:30~300kHz MF:300kHz~3MHz HF:3~30MHz VHF:30NHz~300MHz UHF:300MHz~3GHz SHF:3~30GHz EHF:30GHz~300GHz :300GHz~3THz |
出典: 電離層 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年4月12日 (金) 08:53 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 電離層(でんりそう)とは、地球を取り巻く大気の上層部にある分子や原子が、紫外線やエックス線などにより電離した領域である。この領域は電波を反射する性質を持ち、これによって短波帯の電波を用いた遠距離通信が可能である。 [概要] 熱圏に存在する窒素や酸素などの原子や分子は、太陽光線などを吸収する。そのエネルギーによって、原子は原子核の回りを回転する電子を放出し、イオンとなる。この現象を光電離という。この電離状態であるイオンと電子が存在する領域が電離層である。大気に入った紫外線などは、熱圏内で次々と原子や分子に吸収されていくため、繰り返し光電離が生じる。こうして熱圏内は電子密度の高い状態となっている。 電離層は熱圏および中間圏内(高度約60kmから500kmの間)に位置し、電子密度の違いによって、下から順にD層 (60km - 90km)、E層 (100 - 120km)、F1層 (150km - 220km)、F2層 (220 - 800km) の4つに分けられる。 ・・・ |
出典: 短波 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年3月26日 (火) 12:47 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 短波(たんぱ、HF(High Frequency)またはSW(Shortwave, Short Wave))とは、3 - 30MHzの周波数の電波をいう。波長は10 - 100m、デカメートル波とも呼ばれる。 [概要] 電離層の反射により上空波が地球表面の遠方まで到達するため、適切な設備と周波数を使えば世界中との通信が可能である。逆に、電離層の存在により地表面から宇宙空間への通信には全く向かず(逆も然り)、もっぱら地球上の地表面同士での通信に利用される。 電離層F層での反射の影響により受信信号の周期的な強弱の変化(フェージング)が起こりやすく、電離層の日変化、季節変化、太陽黒点の活動の影響を大きく受けるために伝搬の安定度は劣る。帯域内のそれぞれの周波数において様々な伝搬特性があり、通信内容に応じた周波数・電波型式・電波の発射角度などを変更することで安定した通信を確保する。 ・・・ |
出典: スポラディックE層 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年7月24日 (水) 16:17 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ スポラディックE層(スポラディックイーそう、Es層、略称はEスポ、または、Es、英語:Sporadic E layer)とは春から夏ごろにかけて、主に昼間に上空約100km付近に局地的に突発的(スポラディック)に発生する特殊な電離層である。 Eスポの電子密度が極度に高い場合は、F層でも反射できないVHF(Very High Frequency)帯の電波をも反射するという特殊な性質がある。 [発生時の状況] 伝搬状況 VHF(周波数が30MHz以上300MHz未満の電波)以上の電波は、通常は、直接波ないし直接の反射波が届く近距離には強力に伝播する。その電界強度は、送信地点から受信地点間の距離が離れるにつれて弱くなるので、見通し距離外の遠距離へは伝播しない。この特性のため、VHF/UHF電波は、通常、近距離間の通信・放送に使われている。 ところが、スポラディックE層と呼ばれる、極度に電子密度の高くなった特殊な電離層が発生すると、VHF帯の電波をも反射する。 この特性のため、通常は電離層を突き抜けてしまうVHF電波が、スポラディックE層から反射されて地上に戻ってくるという異常伝播現象が起こる。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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HF | 電波 |
éitʃ éf | 電磁波 |
エイチ エゥフ | 電離層 |
エ́イチ エゥ́フ | デリンジャー現象 |
エイチ エフ | 黒点 |
エ́イチ エ́フ | Eスポ |
High Frequency | スポラディックE層 |
hái fríːkwənsi | ・ |
ハイ フリクヮンシィー | Frequency |
ハイ・フリクヮンシィー | fríːkwənsi |
ハ́イ・フリ́クヮンシィー | フリクヮンシィー |
ハイ フレケンシー | フリ́クヮンシィー |
ハイ・フレケンシー | フレケンシー |
ハ́イ・フレ́ケンシー | フレ́ケンシー |
3~30MHz | [名詞] |
10~100m | 周波数 |
デカメートル波 | 振動数 |
短波 | 頻度 |
・ | 頻発 |
SW | 頻繁に起きること |
és d́ʌbljuː | 回数 |
エス ダブリュウ | ・ |
エ́ス ダ́ブリュウ | SWL |
エス ダブリュー | Short Wave Listener |
エ́ス ダ́ブリュー | ʃɔ́:rt wéiv lísnər |
Shortwave | ショーァトゥ ウェーイヴ リィスナァー |
Short Wave | ショーァトゥ・ウェーイヴ・リィスナァー |
ʃɔ́:rt wéiv | ショ́ーァトゥ・ウェ́ーイヴ・リィ́スナァー |
ショーァトゥ ウェーイヴ | ショート ウェーブ リスナー |
ショーァトゥ・ウェーイヴ | ショート・ウェーブ・リスナー |
ショ́ーァトゥ・ウェ́ーイヴ | ショ́ート・ウェ́ーブ・リ́スナー |
ショート ウェーブ | [名詞] |
ショート・ウェーブ | 短波聴取者 |
ショ́ート・ウェ́ーブ | アマチュア無線傍受者 |
アマチュアむせん ぼうじゅしゃ | |
アマチュア無線受信者 | |
SWLカード収集家 | |
更新日:2024年 1月 4日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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スポラディックE層 | Sporadic |
Es | spərǽdik |
Es層 | スプゥラェデック |
Eスポ | スポラディック |
Sporadic E layer | [形容詞] |
spərǽdik íː léiər | 散発的な |
スプゥラェデック イー レゥイアゥー | 突発的な |
スプゥラェデック・イー・レゥイアゥー | 散発性の |
スポラディック イー レイヤー | 突発性の |
スポラディック・イー・レイヤー | 時々起こる |
スポラディックイーそう | |
更新日:2023年 1月 6日 |