出典: FEAL 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/04/09,URL: https://www.wdic.org/ 高速データ暗号化アルゴリズム。NTTにより開発され、1987(昭和62)年10月からクレジット情報データ通信システムCAFIS(Credit And Finance Information System)に導入された慣用鍵暗号方式のブロック暗号。 [概要] ICカード等のチープなプロセッサー向けに設計された暗号アルゴリズムが最初で、FEAL-8と称された。これはDESよりも高速である点を長所とした。1990(平成2)年には、FEAL-8をベースとして、より暗号を強化した新たなアルゴリズムとしてFEAL-N/NXが開発された。 [特徴] 種類 暗号化/復号化の鍵はNTTのセンターと端末の両方にあり、鍵長は64ビットか128ビットである。回転数(段数)がNで鍵長64ビットのものをFEAL-N、回転数(段数)がNで鍵長128ビットのものをFEAL-NXと呼ぶ。これを著している時点での最新は、FEAL-32Xである。 安全性 FEALは、発表直後から様々な暗号解読による攻撃を受けた。差分解析法、線形解読法の登場(双方ともFEALに対する攻撃から生まれた)により暗号を破ることが可能となったため、現在では利用できない暗号手法となっている。以降NTTは、安全性と処理効率から、同社開発のCamellia(カメリア)の使用を推奨している。 |
出典: FEAL 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2015年11月24日 (火) 03:50 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ FEAL(the Fast Data Encipherment Algorithm)とは、1987年に、NTTにいた清水明宏と宮口庄司が提案した64bitブロック暗号である。DES(Data Encryption Standard)の代替品となることを目的として開発された。 [概要] FEALは、DESと同じくFeistel構造を採用したブロック長64ビットのブロック暗号である。1987年当初は、FEAL-4 としてラウンド数4、鍵長64ビットで、その後、1988年にFEAL-8(ラウンド数 8)を経て、1990年にFEAL-N(Nは可変、32以上が望ましい)と鍵長を128ビットに拡張した FEAL-NX に改定された。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
FEAL | Camellia |
Fast data Encipherment ALgorithm | DES |
the Fast Data Encipherment Algorithm | カメリア |
ðə fǽst déitə insáifərmənt ǽlgərìðəm | 暗号化技術 |
ザゥ ファーストゥ デイダァー インサイファーメントゥ アェルゥガリズム | 共通鍵暗号 |
ザゥ・ファーストゥ・デイダァー・インサイファーメントゥ・アェルゥガリズム | 秘密鍵 |
ザゥ・ファ́ーストゥ・デ́イダァー・インサ́イファーメントゥ・アェ́ルゥゴリ̀ズゥム | 秘密鍵暗号 |
ザ ファースト データ インサイファーメント アルゴリズム | 秘密鍵方式 |
ザ・ファースト・データ・インサイファーメント・アルゴリズム | ・ |
ザ・ファ́ースト・デ́ーター・インサ́イファーメント・ア́ルゴリ̀ズム | Encipherment |
FEAL-32X | insáifərmənt |
FEAL-4 | インサイファーメントゥ |
FEAL-8 | インサ́イファーメントゥ |
FEAL-N | インサイファーメント |
FEAL-NX | インサ́イファーメント |
フィール | [名詞] |
暗号化 | |
・ | |
algorithm | |
ǽlgərìðəm | |
アェルゥゴリズゥム | |
アェ́ルゥゴリ̀ズゥム | |
アルゴリズム | |
ア́ルゴリ̀ズム | |
[名詞] | |
演算手順 | |
算法 | |
演算法 | |
処理手順 | |
プログラム手順 | |
・ | |
更新日:2024年 1月 4日 |