出典: x86仮想化 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年6月3日 (日) 09:45 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ x86仮想化とは、x86ベースのゲストオペレーティングシステム (OS) を、別のx86ベースのホストOS上で、ほとんど(あるいは全く)ゲストOSを修正することなく動作させる手法である。 本来のx86アーキテクチャは、命令セット中に特権命令でないセンシティブな命令がある。このためPopekとGoldbergの仮想化要件を満たしていない。2005年と2006年、インテルとAMDがそれぞれx86アーキテクチャを拡張することでこれに対応し、他の仮想化での問題にも対処した。 Intel VTの名称で知られるインテルによる実装についてはインテル バーチャライゼーション・テクノロジーの項目を、AMD-VおよびAMD-Viなどの名称で知られるAMDによる実装については本記事の該当項目を参照のこと。 [ハードウェア仮想化支援 チップセット IO MMU の仮想化 (VT-d と AMD-Vi) Input/Output Memory Management Unit (IOMMU)は、DMAのスルーと割り込みの再割り当てにより、イーサネット、グラフィックカード、ハードディスクコントローラなどのゲスト仮想マシンからの直接的な物理デバイスの利用を可能にする。これらは「PCIパススルー」と呼ばれることがある。IntelおよびAMDは、次の仕様を発表している: ● Intel Virtualization Technology for Directed I/O (VT-d) インテルのI/O処理の仮想化支援機能。Nehalemベースのプロセッサの大半に含まれている。詳細は「インテル バーチャライゼーション・テクノロジー」を参照AMD ● AMD-Vi (以前は、単に"IOMMU"と呼んでいた) AMDは、AMD-V 向けのIOMMUの仕様を発表した。これにより、個々の仮想機械に割り込みを配送する設定が可能となり、DMA使用部分で仮想機械間の分離ができなくなる問題に対処した。仮想化抜きでもIOMMUは最近のOSでは重要な役割を果たしており、AMD Torrenza アーキテクチャでも重要な部分を占めている。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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AMD-Vi | x86仮想化 |
IOMMU | VT-d |
Input/Output Memory Management Unit | ブイティーディー |
仮想化技術 | |
PCIパススルー | |
Intel Virtualization Technology for Directed I/O | |
Virtualizaition Technology for Directed I/O | |
更新日:2021年10月21日 |