出典: IPv6 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/11/18,URL: https://www.wdic.org/ 現在IPと呼ばれるプロトコルIPv4に代わる、新プロトコル。プロトコルヘッダー(IPv6ヘッダー)のIPバージョンフィールドが6であるもの。 [概要] IPv4アドレスの枯渇が問題になり、後継として作られたプロトコルである。RFC 2460で規定されている。 特徴は、宛先を表わすIPアドレスが128ビットである点である。EtherType(Ethernetフレームタイプ番号)は0x86ddである。 IPv6は、IPv4とは一切互換性がない。ハードウェアは共通だが、ソフトウェアの更新が必要である。全てのネットワーク上の機器を交換するか、ソフトウェアを更新する必要がある。 このため普及に時間が掛かっているが、IPv4アドレスが遂に枯渇したため、徐々にIPv6への移行準備が始められている。 [特徴] IPv4の問題点 IPv4は大いに普及したが、現在のネットワークには合わない仕様も見られるようになってきた。 ● IPv4ヘッダーは無駄な項目が多すぎる ● 経路上でフラグメントすることが前提となっている ● IPアドレスの長さが32ビットと短く、実験的な使い道に対する余裕がない ● パケットの寿命(TTL)の仕様が不明瞭 ● マルチキャストの利用が現実的に困難で殆ど使われていないが、それにも関わらず大量のIPアドレスがこのために予約済 ● CIDRの問題として、ルーティングテーブルが巨大になってしまう 新たに作られるIPv6では、こういった問題点が改善される。 改善点 IPv6は、IPv4で懸案とされた部分について、最初から改善の手段が考えられている。 ● IPアドレスは128ビット長とする ● ルーターでのパケット分割をやめ、高速化 ● QoSを最初からメカニズムとして搭載する ● IPsecを最初からメカニズムとして搭載し、セキュリティ問題を改善する ● マルチキャストに標準対応 [資料] 仕様 IPv6は、IPv4という反省対象の上に成り立つプロトコルである。ゆえに、IPv6の仕様は多くの人々が参加する議論の中から生まれ、それらは様々なRFCとして公表されている。 ・・・ |
出典: IPv6 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年3月28日 (木) 07:40 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Internet Protocol Version 6(インターネット プロトコル バージョン6)、IPv6(アイピーブイ6、アイピーバージョン6)は、Internet Protocolの一種で、OSI参照モデルにおいてネットワーク層に位置付けられるプロトコルである。現在主流のIPv4では使用可能なIPアドレスが約 232(約43億)個であったが、IPv6では約 2128(約340澗 = 3.4×1038)個使用可能となっており、大きな特徴の一つである。 [IPv6 のアドレス] IPv6 のアドレス表記:IPv6では、128ビットを表記する際、IPv4と同様の表記では冗長になりすぎるため、アドレスの値を16ビット単位でコロン(:)で区切り、十六進法で表記する。[例] 2001:0db8:bd05:01d2:288a:1fc0:0001:10eeこの方法でも、まだ冗長であるため、以下のルールが適用される場合がある。あるセクションが "0" で始まる場合、当該先行する "0" を省略することができる。[例] 2001:0db8:0020:0003:1000:0100:0020:0003 = 2001:db8:20:3:1000:100:20:316ビット単位の記述で "0" が連続するところは "::" で省略することができる。ただし、"::" は可変長なので、1箇所だけ使用できる。[例1] 2001:0db8:0000:0000:1234:0000:0000:9abc = 2001:db8::1234:0:0:9abc[例2] 2001:0db8:0000:0000:0000:0000:0000:9abc = 2001:db8::9abc ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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IPv6 | ア́イ ピ́ー エ́ヌ ジ́ー |
ái píː ví: síks | IP New Generation |
アイ ピー ヴィー シェィックス | ái píː núː dʒènəréiʃən |
ア́イ ピ́ー ヴィ́ー シェィッ́クス | アイ ピー ヌー ジェヌゥレイシュン |
アイ ピー ブイ シクス | アイ ピー・ヌー・ジェヌゥレイシュン |
ア́イ ピ́ー ブ́イ シ́クス | ア́イ ピ́ー・ヌ́ー・ジェ̀ヌゥレ́イシュン |
アイ ピー ブイ ろく | アイ ピー ニュー ジェネレーション |
IP Version 6 | アイ ピー・ニュー・ジェネレーション |
ái píː və́rʒən síks | ア́イ ピ́ー・ニュ́ー・ジェ̀ネレ́ーション |
アイ ピー ヴゥァージュン シェィックス | IP Next Generation |
アイ ピー・ヴゥァージュン・シェィックス | ái píː nékst dʒènəréiʃən |
ア́イ ピ́ー・ヴゥァ́ージュン・シェィッ́クス | アイ ピー ネクストゥ ジェヌゥレイシュン |
アイ ピー バージョン シクス | アイ ピー・ネクストゥ・ジェヌゥレイシュン |
アイ ピー・バージョン・シクス | ア́イ ピ́ー・ネ́クストゥ・ジェ̀ヌゥレ́イシュン |
ア̀イ ピ̀ー・バ́ージョン・シ́クス | アイ ピー ネクスト ジェネレーション |
アイ ピー・バージョン6 | アイ ピー・ネクスト・ジェネレーション |
アイピーバージョン6 | ア́イ ピ́ー・ネ́クスト・ジェ̀ネレ́ーション |
IPバージョン6 | ・ |
Internet Protocol Version 6 | RFC 1550 |
íntərnèt próutəkɔ̀l və́rʒən síks | RFC 1752 |
イェンタゥーネットゥ プロドゥコァールゥ ヴゥァージュン シェィックス | RFC 1883 |
イェンタゥーネットゥ・プロドゥコァールゥ・ヴゥァージュン・シェィックス | RFC 2373 |
イェ́ンタゥーネッ̀トゥ・プロ́ドゥコァ̀ールゥ・ヴゥァ́ージュン・シェィッ́クス | RFC 2460 |
インターネット プロトコル バージョン シクス | RFC 8200 |
インターネット・プロトコル・バージョン・シクス | ・ |
イ́ンターネッ̀ト・プロ́トコ̀ル・バ́ージョン・シ́クス | |
・ | |
Internet Protocol Next Generation | 【 以下関連語 】 |
íntərnèt próutəkɔ̀l nékst dʒènəréiʃən | 10^36 |
イェンタゥーネットゥ プロドゥコァールゥ ネクストゥ ジェヌゥレイシュン | 128bit |
イェンタゥーネットゥ・プロドゥコァールゥ・ネクストゥ・ジェヌゥレイシュン | 128ビット |
イェ́ンタゥーネッ̀トゥ・プロ́ドゥコァ̀ールゥ・ネ́クストゥ・ジェ̀ヌゥレ́イシュン | 2の128乗 |
インターネット プロトコル ネクスト ジェネレーション | 3.40x10^38 |
インターネット・プロトコル・ネクスト・ジェネレーション | 340澗 |
イ́ンターネッ̀ト・プロ́トコ̀ル・ネ́クスト・ジェ̀ネレ́ーション | 澗 |
IPng | かん |
ái píː én dʒ́iː | ・ |
アイ ピー エゥヌ ジィー | IPv6アドレス |
ア́イ ピ́ー エゥ́ヌ ジィ́ー | IPv4のIPアドレス枯渇問題 |
アイ ピー エヌ ジー | |
更新日:2024年 1月18日 |