出典: デストラクター [外語] destructor 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2016/10/16,URL: https://www.wdic.org/ オブジェクト指向プログラミング言語において、あるオブジェクトが解放(破棄)される際に実行される処理やメンバー関数のこと。ディストラクタとも。 [概要] デストラクターは、そのオブジェクトが解放される時に呼び出される関数またはメソッドである。 そのオブジェクトの有効範囲が終わったり、プログラム自体が終了した際に、呼び出されることになる。 この機能は、C++等に存在するが、C++/CLIやJavaにはない。C++/CLIやJavaには代わりにガベージコレクション時に呼び出されるファイナライザーというものがあり、目的は基本的に同様である。 [特徴] 基本 デストラクター内で行なう処理は任意だが、経験則により、解決困難なバグの混入を防ぐためクラス外に影響を及ぼすような処理(グローバル変数へのアクセスなど)は避けるべきだとされている。 一般的にはコンストラクターで確保したメモリーの解放確保や初期化など、そのクラスを利用するために実行したことの整理、後始末をするのに用いられる。 デストラクターは、必要がなければ作る必要はない。その場合でも、コンパイラーが自動的にデフォルトデストラクターを挿入し、適切な処理をするが、そこでコンパイラーが何をしているかをプログラマーが意識する必要はない。 C++ C++では、デストラクターの関数名は、クラス名の頭に~を付けたものとする。 ・・・ |
出典: デストラクタ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年6月28日 (日) 21:23 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ デストラクタ(英: destructor)は、オブジェクト指向プログラミング言語でオブジェクトを削除する際に呼び出されて後処理などを行なう関数あるいはメソッドのこと。C++やDelphiにおいてサポートされている。デストラクタは確実かつ安全なリソース管理を実現するための重要な役割を担う。 日本語では「解体子」という直訳が割り当てられることもあるが、ほとんど使用されることはない。 なお、本項では類似概念であるファイナライザについても合わせて述べる。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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destructor | ファイナライザー |
distrʌ́ktər | |
デストゥラクタゥー | |
デストラクタ | |
ディストラクタ | |
デストラクター | |
[名詞] | |
解体子 | |
消去子 | |
消去関数 | |
破壊装置 | |
更新日:2021年 7月21日 |