出典: インスタンス [外語] instance 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/07/14,URL: https://www.wdic.org/ オブジェクト指向の環境やプログラミング言語で、実行される際に作成されるオブジェクトの実体のこと。英語の原義では、(論拠となる)例、実例、例証のこと。 [概要] オブジェクト指向言語の多くは、クラスと呼ばれるオブジェクトの雛形をあらかじめ作っておく。このクラスを元に作成したオブジェクトをインスタンスという。 一度定義されたクラスからは、いくつでもインスタンスを生成することができる。以下は、C++を例とする。 [特徴] インスタンス化 C++では、クラスの実体をインスタンスといい、クラスを実体化することをインスタンス化という。 例えば HOGE というクラスがあった場合、構造体と同様にローカル変数としてクラスを実体宣言することができる。 HOGE hoge; あるいは、クラスを動的確保して使う方法もある。 HOGE *hoge = new HOGE; そしてプログラマーは、hoge というインスタンスについて操作をすることになる。 この二つの使用方法の最大の違いは、寿命である。 寿命 ・・・ |
出典: インスタンス 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年5月21日 (木) 04:52 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 計算機科学でのインスタンス(instance)とは実体のことをいう。instanceは英語で「実例」を意味する。 [オブジェクト指向におけるインスタンス] オブジェクト指向言語においては、多くの場合クラスと呼ばれるものを元に作成したオブジェクトの実体を指す。データモデルやオブジェクト指向設計においても用いられる用語である。 インスタンスを生成するプロセスをインスタンス化 (instantiation、動詞形instantiate)という。 概要 オブジェクト指向において、クラスあるいは型はオブジェクトの分類(分類概念)や集合に相当している。 あるクラス C のインスタンスとは、C という分類に属する(分類される)オブジェクトのことである。 Smalltalkの影響が強い言語では、クラス自体もまたオブジェクトとして扱うことができる(これをクラス・オブジェクトと言う)。そのような場合は特に、「クラスC のオブジェクト」といった言い方では、「クラスC に属するオブジェクト」の意味か「クラスC そのものを表すオブジェクト」の意味か曖昧になる。この場合、「クラスC のインスタンス」という言い方が利用できる。 クラス・オブジェクトと対比して、「インスタンス・オブジェクト」という言葉も使われている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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VM instance | VM |
Virtual Machine instance | Virtual Machine |
və́ːrtʃuəl məʃín ínstəns | 仮想マシン |
ヴゥァーチュァルゥ マィシィーン インスタゥンス | ・ |
ヴゥァーチュァルゥ・マィシィーン・インスタゥンス | instance |
バーチャル マシーン インスタンス | ínstəns |
バーチャル・マシーン・インスタンス | インスタゥンス |
VMインスタンス | インスタゥンツ |
仮想マシン インスタンス | インスタンス |
仮想マシン・インスタンス | [名詞] |
仮想マシンインスタンス | 例 |
バーチャル インスタンス | 事例 |
バーチャル・インスタンス | 事実 |
ブイ エム インスタンス | 実例 |
ブイ エム・インスタンス | 実体 |
仮想インスタンス | クラスで作成されたオブジェクトの実体 |
仮想化インスタンス | |
更新日:2024年 1月25日 |