出典: YCbCr 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/03/22,URL: https://www.wdic.org/ カラー画像の色を表現する方式(色空間)の一つ。ITU-R BT.601(かつてのCCIR 601-1)という規格でも定義される。厳密には異なるがYUVとも呼ばれ、呼称が混在する傾向にある。 [概要] 概念 一般的には光の三原色である赤/緑/青の強さで表わすRGB方式が使われるが、YCbCr方式はRGBで表現された値を元に換算式で計算される数値で色を表わす。Yは輝度で、CrCbは、Cbが青系統、Crが赤系統のそれぞれの色の色相と彩度を表わす。 YUVとの違い YUV、YCbCr、YPbPrは、ほぼ同一視され、呼称も混在している。 しかし厳密には、YUVはPAL信号用のコンポーネント信号をいい、そうでないものはYCbCr又はYPbPrと呼び分ける。 NTSCではクロマ信号(色度信号)にIQ成分を使っていたが、PALでは代わりにUV成分を用いており、これが現在使われているCb,Cr(またはPb,Pr)成分に近いため、このように呼ばれるようになった。 YCbCr/YPbPr YCbCrとYPbPrの区別は明確ではないが、SD映像をYCbCr、HD映像をYPbPrで表わす傾向が強い。SD映像とHD映像ではカラーマトリクスが異なるため、このように呼び分けるようになったのではないかと見られるが、定かではない。 [特徴] 輝度 Yは輝度信号と呼ばれ、人間の目が「明るさ」として感じる強さとほぼ比例した数値になる。このY信号のみを再生すれば、自然なモノクロ画像(グレイスケール)が得られる。 特性 この方式の特徴は、「人間の目は明るさの変化には敏感だが、色の変化には鈍感である」という性質に基づいて、色度信号の情報量を減らすことができるという点にある。 例えばJFIF(JPEG)ファイルでは、RGBからYCbCrに変換した後、Yはそのまま記録されるがCr/Cbは多くの場合縦横に1ピクセルずつ間引かれて記録される。しかしデコードされた画像を見ても色度信号が間引かれたことに起因する画像の劣化はほとんど目立たない。 ビデオ信号処理でも、変換の式が若干異なるがCrCbと同様の仕組みの色表現が使われる。 RGBとの変換 RGBとYCbCr/YPbPrの換算式は様々あり、用途によって使い分けられている。 ・・・ |
出典: YUV 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2011/09/06,URL: https://www.wdic.org/ PALで使われているカラー画像の色を表現する方式(色空間)の一つ。厳密には異なるが、YCbCrやYPbPrとも呼ばれている。 [概要] 一般的には光の三原色である赤/緑/青の強さで表わすRGB方式が使われるが、YUV方式はRGBで表現された値を元に換算式で計算される数値で色を表わす。 Yは輝度で、UとVは、Uが青系統、Vが赤系統のそれぞれの色の色相と彩度を表わす。 [特徴] YUV/YCbCr/YPbPr YUV、YCbCr、YPbPrは、ほぼ同一視され、呼称も混在している。 しかし厳密には、YUVはPAL信号用のコンポーネント信号をいい、そうでないものはYCbCr又はYPbPrと呼び分ける。 NTSCではクロマ信号にIQ成分を使っていたが、PALでは代わりにUV成分を用いており、これが現在使われているCb,Cr(またはPb,Pr)成分に近いため、このように呼ばれるようになった。 |
出典: S端子 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年6月9日 (日) 13:40 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ S端子(エスたんし)とはテレビやVTRなどで用いられる映像信号入出力用接続コネクタとその信号の規格の1つであり、Sはセパレート (Separate) の略である。セパレート端子、S1/S2映像出力、S1/S2映像端子、S1 (S) 映像、Sビデオ、S映像など様々な表記法がある。 信号は、アナログ信号である。 [概要] NTSCなどのコンポジット映像信号を、輝度信号(同期信号も重畳)と色信号の2系統に分離 (Separate) して伝送することからこのように呼ばれる。 プラグに向きがあり、内部のピンが折れやすいので抜き差しを繰り返す用途には向いていない。 ・・・ |
出典: YUV 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年9月21日 (土) 18:41 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ YUVやYCbCrやYPbPrとは、輝度信号Yと、2つの色差信号を使って表現される色空間。 [概要] ソニーのベータカムVTRで使用されて以来、高画質アナログ映像信号の伝送や、デジタルビデオの記録方式として使用されている。 U, Cb, Pb はB信号(青)から輝度Yを差し引いた (B - Y) に特定の定数を掛けた値であり、同じくV, Cr, Pr はR信号(赤)から輝度Yを差し引いた (R - Y) に特定の定数を掛けた値である。 [YUVおよびYCbCrの表記] YCbCrをYUVと表記される例を見かけるが、YUVはPAL信号やSECAM信号を得るためのコンポーネント信号であり、YCbCr や YPbPr とは似ていながらも異なるため、DVDやHD映像の記録に使われるデータ表記として、YUVを用いるのは誤りである。ただし、U, Vの値域を[-0.5, 0.5]に変換するとCb, Crになる。 現在では YUV を色空間モデルの総称とし、RGB との色空間変換におけるカラーマトリックスの違いやサンプリング仕様を定義した信号の呼称として YCbCr および YPbPr を使用するのが主流となっている。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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1次元Y/C分離 | C信号 |
2次元Y/C分離 | Y信号 |
3D Y/C分離 | コンポジット信号 |
3次元Y/C分離 | 輝度信号 |
Y/C separation | 色差信号 |
Y/C分離 | 色信号 |
Y/C分離回路 | |
YC分離 | |
ワイシー分離 | |
更新日: |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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S端子 | mini DIN 4pin |
S-VIDEO | YC分離 |
S1 | アナログ・ビデオ信号 |
S1/S2映像出力 | アナログ信号 |
S1/S2映像端子 | アナログ端子 |
S1映像 | ミニDINコネクタ |
S1端子 | 輝度信号 |
S2 | 色信号 |
S2端子 | ・ |
separate connector | Separated |
Separated Video | sépəreitəd |
sépəreitəd vídiòu | サゥプレイデドゥ |
サゥプレイデドゥ ヴィディオウ | サゥ́プレイデドゥ |
サゥプレイデドゥ・ヴィディオウ | セパレーテッド |
サゥ́プレイデドゥ・ヴィ́ディ̀オウ | セ́パレーテッド |
セパレーテッド ビデオ | [形容詞] |
セパレーテッド・ビデオ | 分離した |
セ́パレーテッド・ビ́デ̀オ | 輝度信号と色信号を分離した |
Sビデオ | |
S映像 | |
エス・ビデオ | |
エス端子 | |
セパレート端子 | |
更新日:2024年 3月29日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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YUV | 輝度信号 |
Y-signal U-signal V-signal | カラー・モデル |
ワイ ユー ヴィー | B-Y信号 |
ワイ ユー ブイ | R-Y信号 |
・ | YCbCr |
YUV format | ワイ スィービー スィーアー |
YUVフォーマット | ワイ シービー シーアール |
YUV12 | YPbPr |
YUV411 | 色差コンポーネント信号 |
YUV420 | 色差信号 |
YUV422 | PAL |
YUV444 | ベータカム |
YUV9 | |
更新日:2022年 2月28日 |