出典: キャッシュ 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/07/10,URL: https://www.wdic.org/ 使用頻度の高いデータ等を高速な記憶装置に蓄えることで、全体的な処理速度の向上を目指すもの。 [概要] 例えば、アクセスするのに時間の掛かる媒体があるとする。できるだけ遅い媒体にアクセスしないで済むよう、一度読んだものを高速なメモリー等に蓄えておき、次にはメモリーの内容を参照することで高速化する機構をいう。 [特徴] 電子計算機では、ディスクキャッシュ、メモリーキャッシュと呼ばれるものがよく使われる。ディスクキャッシュは、ディスクから読み出したものをいったんRAM上に蓄えておくもの。メモリーキャッシュは、低速なDRAM等の代わりに高速なSRAMを用意し、最近実行したプログラムコード等をこのSRAM内に保管しておくものである。このとき使われるメモリーを「キャッシュメモリー」という。キャッシュメモリーのうち、マイクロプロセッサー内に標準で内蔵されているものを1次キャッシュと呼び、それに容量を追加するものを2次キャッシュ(若しくはセカンドキャッシュ)と呼ぶ。 |
出典: キャッシュ (コンピュータシステム) 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年1月30日 (火) 13:52 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ キャッシュ (英: cache) は、CPUのバスやネットワークなど様々な情報伝達経路において、ある領域から他の領域へ情報を転送する際、その転送遅延を極力隠蔽し転送効率を向上するために考案された記憶階層の実現手段である。実装するシステムに応じてハードウェア・ソフトウェア双方の形態がある。 転送元と転送先の中間に位置し、データ内容の一部とその参照を保持する。データ転送元への転送要求があり、それへの参照が既にキャッシュに格納されていた場合は、元データからの転送は行わずキャッシュが転送を代行する(この状態をキャッシュヒット、キャッシュに所望のデータが存在せず元データから転送する状態をキャッシュミスという。 [基本概念] 記憶階層 (Memory Hierarchy) データを保持する記憶装置のコストバランスは、通常小容量×高速≒大容量×低速が成り立つ。小容量×高速記憶装置の代表はCPUレジスタであり、大容量×低速記憶装置の代表はハードディスクや磁気テープなどの補助記憶装置である。記憶装置の理想は大容量×高速アクセスであるが、通常コストパフォーマンスが悪く実現困難である。そのため小容量×高速、中容量×中速、大容量×低速など複数段階にまたがった記憶構造とし(一般にCPUなどバスマスタに近い側を上位レベル、遠い側を下位レベルとする)、各レベルを各々下位レベルの一時記憶として用いることで代替する。この構造を記憶階層という。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Cache | first level cache |
cache | primary cache |
kǽʃ | プライマリ・キャッシュ |
キャェッシュ | 一次キャッシュ |
キャッシュ | L1キャッシュ |
[名詞] | ・ |
隠し場所 | second level cache |
隠してある物 | secondary cache |
貯蔵所 | セカンダリ・キャッシュ |
貯蔵物 | 二次キャッシュ |
キャッシュメモリ | L2キャッシュ |
[他動詞] | ・ |
隠す | cache memory |
貯蔵する | kǽʃ méməri |
・ | キャェッシュ メモゥリー |
caching | キャェッシュ・メモゥリー |
kǽʃiŋ | キャッシュ メモリー |
キャェシング | キャッシュ・メモリー |
キャッシング | |
[名詞] | |
キャッシュ・メモリに保存すること | |
更新日:2022年 4月14日 |