コンポジット映像信号 映像信号を構成する輝度信号、色信号、同期信号を多重化し一本のケーブルで伝送できるようにした信号。 |
出典: コンポジット映像信号 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/02/20,URL: https://www.wdic.org/ 輝度信号(Y)、色度信号(C)、同期信号をひとつにまとめた映像信号のこと。 [概要] 映像を再生するのに必要な全ての情報が、一つの伝送信号に重畳して伝送される。映像信号のカラー方式にはNTSC、PAL、SECAMの3方式があり、地上アナログテレビジョン放送では、これらのコンポジット映像信号をAM(振幅変調)して電波で送信している。テレビ信号伝送の基本形の一つで、かつてのレーザーディスク(LD)では、この状態で信号が記録されていた。 [特徴] 複合 テレビで見る時は、これらの信号を分離してRGBの状態まで戻す。ビデオデッキでは、その記録形態に応じたレベルまで分離する。例えば一般的な家庭用のアナログビデオデッキでは輝度信号(Y)、色度信号(C)、同期信号まで、ディジタルビデオデッキでは色度信号(C)を更に色差信号にまで分離する。つまり、モニターへの表示や映像処理時には、この信号を元の形に戻さなければならない。輝度信号(Y)と色度信号(C)はY/C分離回路により分離されるが、一度重畳されたこの信号は完全に戻すことが難しく、ノイズとしてお互いに干渉するため、この部分での画質劣化がある。このため、ダビング等を繰り返す時にはS端子が推奨されている。 ・・・ |
出典: コンポジット映像信号 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年8月19日 (土) 18:35 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ コンポジット映像信号(コンポジットえいぞうしんごう、Composite Video SignalまたはCVBS : Composite Video, Blanking, and Sync)は、映像信号を構成する同期信号、輝度信号、カラーの場合は色信号、を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした信号のこと。複合同期信号と言われることもあるが、垂直水平の両方の同期信号をまとめたのみの信号を指して複合同期信号とすることもある。 [概要] コンポジット映像信号では、映像を構成する情報が一つの伝送信号に重畳されている。地上アナログ放送ではこれを振幅変調(AM)することで、各家庭へ電波として送信している。日本国内では2011年7月24日まで、地上アナログ放送としてコンポジット信号を用いたテレビジョン放送が行われていた。伝送品質は標準画質映像(SD映像)までがサポートされており、HD映像にはコンポジット信号規格はない。テレビジョンに用いられるコンポジット信号には、NTSC、PAL、SECAMの3方式がある。 ・・・ |
出典: NTSC 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年8月26日 (月) 11:36 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ NTSCとはNational Television System Committee(全米テレビジョンシステム委員会)の略であるが、もっぱら同委員会が策定したコンポジット映像信号(特に1953年に定められたカラーテレビ)とそのテレビジョン放送方式の仕様及び標準規格を指して使われることが多い。正確には標準規格としては、RS-170 (A) やSMPTE-170Mといった名称により規格票となったものがあるのだが、その名称を見ることは専門書等以外ではまずない。日本のアナログテレビシステムも、NTSCを採用していた。 [概要] 1940年代から放送が行われていた白黒テレビジョンとの上位互換性を維持しつつ、明るさではなく光の三原色(赤・緑・青)の動画信号を伝送・表示するために、1950年代の市販家電製品に採用可能な様々な技術が投入されている。輝度の変化に関しては小さく細かい変化まで判別できるが画像の中で色彩だけが変化している部分は網膜に映る面積がある程度以上広くないと変化の存在自体を認識できない人間視覚の特性を利用して、そのまま送信すると白黒放送の3倍の電波帯域幅が必要になるカラー映像信号を1/3の帯域に圧縮している。 明るさを表す輝度信号と色の座標を示す2つの色度信号に撮像素子から出力された三原色の強さを表す信号をマトリクス変換し輝度信号には白黒放送との互換性を持たせ、色差信号はローパスフィルターにより大幅な帯域制限を行って色副搬送波(カラーサブキャリア)で直交振幅変調をかけてクロマ信号とし、輝度信号や音声信号との相互妨害を極力発生させないような形態に合成して放送する。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Composite Video | Composite |
kəmpɑ́zit vídiòu | kəmpɑ́zit |
カゥンポァージィットゥ ヴィディオウ | カゥンポァージィットゥ |
カゥンポァージィットゥ・ヴィディオウ | カゥンポァ́ージィットゥ |
カゥンポァ́ージィットゥ・ヴィ́ディ̀オウ | コンポジット |
コンポジット ビデオ | コンポ́ジット |
コンポジット・ビデオ | [形容詞] |
コンポ́ジット・ビ́デ̀オ | 合成の |
コンポジットビデオ | 混成の |
Composite Video Signal | [名詞] |
kəmpɑ́zit vídiòu sígnəl | 複合 |
カゥンポァージィットゥ ヴィディオウ シィグナォルゥ | 複合体 |
カゥンポァージィットゥ・ヴィディオウ・シィグナォルゥ | ふくごうたい |
カゥンポァ́ージィットゥ・ヴィ́ディ̀オウ・シィ́グナォルゥ | 合成物 |
コンポジット ビデオ シグナル | 混合物 |
コンポジット・ビデオ・シグナル | ・ |
コンポ́ジット・ビ́デ̀オ・シ́グナル | NTSC |
コンポジット映像信号 | PAL |
コンポジット えいぞう しんごう | SECAM |
コンポジット信号 | ・ |
アナログ・ビデオ信号 | VIDEO |
・ | ビデオ |
CVBS | ビデオ端子 |
Composite Video, Blanking, and Sync | |
kəmpɑ́zit vídiòu blǽŋkiŋ ənd síŋk | |
カゥンポァージィットゥ ヴィディオウ ブラェンキング エァンドゥ シィンク | |
カゥンポァージィットゥ・ヴィディオウ・ブラェンキング・エァンドゥ・シィンク | |
カゥンポァ́ージィットゥ・ヴィ́ディ̀オウ・ブラェ́ンキング・エァンドゥ・シィ́ンク | |
コンポジット ビデオ ブランキング シンク | |
コンポジット・ビデオ・ブランキング・シンク | |
コンポ́ジット・ビ́デ̀オ・ブラ́ンキング・シ́ンク | |
複合・映像・帰線消去・同期 | |
更新日:2024年 1月 4日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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NTSC | 15.75kHz |
én tíː és síː | 60Hz |
エゥヌ ティー エス シィー | コンポジット映像信号 |
エゥ́ヌ ティ́ー エ́ス シィ́ー | コンポジット信号 |
エヌ ティー エス シー | 日米放送規格 |
エ́ヌ ティ́ー エ́ス シ́ー | ・ |
National Television Standards Committee | Committee |
National Television System Committee | kəmíti |
nǽʃənəl téləvìʒən sístəm kəmíti | カゥメィディー |
ナェシュナゥルゥ テレゥヴィジュン シィステム カゥメィディー | カゥメィ́ディー |
ナェシュナゥルゥ・テレゥヴィジュン・シィステム・カゥメィディー | コミティー |
ナェ́シュナゥルゥ・テ́レゥヴィ̀ジュン・シィ́ステム・カゥメィ́ディー | コミ́ティー |
ナショナル テレビジョン システム コミティー | [名詞] |
ナショナル・テレビジョン・システム・コミティー | 委員 |
ナ́ショナル・テ́レビ̀ジョン・シ́ステム・コミ́ティー | 委員会 |
全米テレビジョン・システム委員会 | いいんかい |
NTSC方式 | |
NTSC信号 | |
RS-170 (A) | |
SMPTE-170M | |
アナログ・カラー・テレビ方式 | |
アナログ・テレビ・システム | |
アナログ・テレビ方式 | |
テレビ放送規格審議会 | |
地上波アナログ・カラー・テレビ放送 | |
日米アナログ・テレビ放送規格 | |
更新日:2024年 3月 9日 |