出典: デナード則 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年1月25日 (土) 18:29 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ デナード則は、ロバート・デナードが共著した1974年の論文に基づくスケーリング則である。デナード・スケーリングやMOSFETスケーリングとも言われる。元々MOSFETに対して定式化されたものであり、概ね、電力使用は面積に比例するが電圧と電流の大きさは長さに反比例するため、トランジスタが小さくなっても電力密度は一定を保つためことを述べている。 [ムーアの法則と処理能力との関係] ムーアの法則によると、トランジスタの数は2年ごとに2倍になる。デナード則と合わせると、これはワットあたりの処理能力が同じ速度で成長し約2年ごとに倍になることを意味する。この傾向はクーメイの法則と呼ばれる。倍になる速度は当初クーメイにより1.57年(ムーアの法則の倍になる期間よりもやや速い)であると提案されていたが、最近の推定ではこの速度が遅くなっていることが提案されている。 [2006年ごろのデナード則の崩壊] ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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デナード則 | ロバート・デナード |
デナードそく | ムーアの法則 |
デナード・スケーリング | クーメイの法則 |
デナード・スケーリング則 | |
MOSFETスケーリング | |
モスエフイーティー・スケーリング | |
更新日:2020年 6月19日 |