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ICT用語同義語辞典COMPANY


【 「マイクロコム ネットワーキング プロトコル」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: ITU-T勧告 [読み] アイティーユーティーかんこく [外語] ITU-T standard 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/01/31,URL: https://www.wdic.org/

 通信方式を定めた規格。
 例外もあるが、基本的に記号の最初がVなら電話網を利用したデータ伝送、Xならデータ網に関係する規格を意味する。

[主な規格]
主なV規格
ITU-T V.1:2進表示記号と2状態符号の有意状態との関係
ITU-T V.2:電話回線を使ったデータ伝送の電力レベル
ITU-T V.3:国際アルファベットNo.5
ITU-T V.4:公衆電話網でのV.3信号の一般構成
ITU-T V.5:一般交換電話網の同期伝送でのデータ信号速度標準
ITU-T V.6:専用電話回線の同期伝送でのデータ信号速度標準
ITU-T V.8:一般電話回線でデータ通信する際の開始終了手順
ITU-T V.8bis:一般電話回線でデータ通信する際の開始終了手順
ITU-T V.10:不平衡型複流交換回路の電気特性
ITU-T V.11:平衡型複流交換回路の電気特性
ITU-T V.13:アンサバック・ユニットのシミュレータ
ITU-T V.15:データ伝送での音響カプリングの利用
ITU-T V.16:医療アナログ・データ伝送用モデム
ITU-T V.18:テクスト電話で動作するモデムの動作条件
ITU-T V.19:電話信号周波数を利用したパラレルデータ伝送用モデム
ITU-T V.20:一般交換網に接続するパラレ・データ伝送モデム
ITU-T V.21-Modem:データ通信規格(Bell 103) (300bps 全二重)
ITU-T V.21-Fax:FAX 通信規格(Bell 103) (300bps 全二重)
ITU-T V.21ch.2:FAX 通信規格(Bell 103)
ITU-T V.22:データ通信規格(Bell 212A) (1200bps 全二重)
ITU-T V.22bis:データ通信規格 (2400bps 全二重)
ITU-T V.23:データ通信規格 (600/1200bps 半二重)
ITU-T V.24:データ端末装置とデータ回線終端装置間の相互接続回路の定義 (RS-232C)
ITU-T V.25:モデム間接続の規定
ITU-T V.25bis:モデムのコマンド
ITU-T V.26bis:一般電話交換網に接続する2400/1200bpsモデム
ITU-T V.17:データ送受信の変調方式(FAX) (14400/12000bps)
ITU-T V.27ter:データ送受信の変調方式(FAX) (4800/2400bps)
ITU-T V.28不平衡複流相互接続回路の電気特性
ITU-T V.29:4線式専用回線に接続する装置(FAX) (9600/7200bps)
ITU-T V.31:接点により制御される単流相互接続回路の電気特性
ITU-T V.32:データ通信規格 (9600bps 全二重)
ITU-T V.32bis:データ通信規格 (14400bps 全二重)
ITU-T V.32terbo:データ通信規格 (19200bps 全二重)※AT&T Paradyne/Comsphere 3810Plus など※Courier 同士なら 21600bps全二重が可
ITU-T V.34:データ通信規格 (28800bps 全二重):データ通信規格 (33600bps 全二重)
V.34+:データ通信規格 (33600bps 全二重):※U.S.Robotics社のCourier V.Everythig等の独自規格
ITU-T V.35:60〜108kHzグループバンド回路 (48000bps)
ITU-T V.36:60〜108kHzグループバンド回路 同期通信
ITU-T V.40:エレクトロメカニカル装置を使ったエラー表示
ITU-T V.41:コード独立エラー・コントロール・システム
ITU-T V.42:MNP4を含む誤り訂正規格 (LAPM)
ITU-T V.42bis:MNP5を含むデータ圧縮規格 (LAPM-V)
ITU-T V.44:シリアル通信プロトコル
ITU-T V.50:データ伝送の伝送品質に関する標準
ITU-T V.51:データ伝送に使われる国際電話型回路の保守
ITU-T V.52:データ伝送におけるひずみ、誤り率の測定機器の特性
ITU-T V.53:データ伝送を行なう電話型回線のための保守限界
ITU-T V.54:モデムのためのループ・テスト装置
ITU-T V.55:電話型回路のための衝撃的雑音測定器の特性
ITU-T V.56:電話型回路で使用するモデムの比較テスト
ITU-T V.57:高速データ信号速度のための汎用データ試験器
ITU-T V.58:VシリーズDCEの管理対象テンプレートの作成
ITU-T V.90:データ通信規格 (上)33600/(下)56000bps 全二重
ITU-T V.92:データ通信規格 (上)48000/(下)56000bps 全二重
ITU-T V.110:ISDNディジタル通信、非同期19200/38400/(57600但し規格外)
ITU-T V.120:ISDNディジタル通信、同期64K、バルク転送128K
ITU-T V.FC:データ通信規格(Rockwell独自規格) (28800bps 全二重)
ITU-T V.pcm:データ通信規格(仮勧告、→V.90) 上33600/下56000bps 全二重
主なX規格
ITU-T X.1:公衆データ網のサービスのための国際ユーザー・クラス
ITU-T X.2:公衆データ網の国際ユーザー・ファシリティ
ITU-T X.3:公衆データ網のPAD(パケット組立/分解)ファシリティ
ITU-T X.4:国際アルファベットNo.5 の一般信号構造
ITU-T X.20:調歩同期式のDTEとDCEのインターフェイス
ITU-T X.20bis:調歩同期式のDTEとDCEのV.21互換インターフェイス
ITU-T X.21: ・・・
source of reference: Microcom Networking Protocol (The Free Encyclopedia WikipediA) last edited on 24 May 2019, at 13:50 UTC, URL: https://en.wikipedia.org/

Microcom Networking Protocol (MNP) family of error-correcting protocols were commonly used on early high-speed (2400 bit/s and higher) modems. Originally developed for use on Microcom's own family of modems, the protocol was later openly licensed and used by most of the modem industry, notably the "big three", Telebit, USRobotics and Hayes. MNP was later supplanted by v.42bis, which was used almost universally starting with the first v.32bis modems in the early 1990s...

[Error correction basics]
Modems are, by their nature, error-prone devices. Noise on the telephone line, a common occurrence, can easily mimic the sounds used by the modems to transmit data, thereby introducing errors that are difficult to notice. For some tasks, like reading or writing simple text, a small number of errors can be accepted without causing too many problems. For other tasks, like file transfers, even one error can "destroy" the entire file. As modems increase in speed by using up more of the available bandwidth, the chance that random noise would introduce errors also increases; above 2400 bit/s these errors are quite common...
出典: MNP 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2016/03/11,URL: https://www.wdic.org/

 米Microcom(マイクロコム)社の提唱した各種のアナログモデム接続用の通信プロトコル。

[概要]
 OSI参照モデルのデータリンク層に位置付けられる。MNP自体は一社独自の仕様であったが、これを元にITU-Tによって機能拡張された規格ITU-T V.42などが勧告され、これらは広く普及することになった。MNPはパブリックドメイン扱いとなっている。

[特徴]
仕様
 MNPにはクラス1/2/3/4/5/6/7/9/10の9種類がある。クラス1〜4が誤り訂正のプロトコル、5〜9が誤り訂正とデータ圧縮のプロトコル、10は回線状態悪化に適応するためのプロトコルとなっている。各クラスは基本的に上位互換となっており、相手のモデムが自分より低いクラスしかサポートしない場合には下位のクラスで接続できるようにされている。クラス1および2は単体で使う製品は無く、常に他のクラスと併用される。多くのアナログモデムはクラス4または5までを標準的にサポートした。
技術
全てのクラスは、フレーム単位の伝送とCRCによるエラー検出、再送による誤り訂正機構を備えている。クラス5以上のデータ圧縮は、誤り訂正プロトコルに付加する圧縮オプションとして機能する。なお、MNPでの圧縮は効果の有無に関わらず常に機能するため、圧縮済みのバイナリファイルの転送時などではかえって効率が落ちる場合がある。後継といえるITU-T V.42bisでは効果に合わせて動的に圧縮機能を停止できるため、このような場合でも効率が落ちないようになった。

[MNP一覧] MNP1
キャラクター同期
効率は非同期通信で70%程度
MNP2 ・・・

【マイクロコム ネットワーキング プロトコルの同義語と関連語 】
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同義語・類義語 関連語・その他
MNP MNP クラス 3
ém én píː MNP クラス 4
エィム エゥヌ ピー MNP クラス 5
エィ́ム エゥ́ヌ ピ́ー MNP クラス 6
エム エヌ ピー ピー MNP クラス 7
エ́ム エ́ヌ ピ́ー MNP クラス 8
Microcom Network Protocol MNP クラス 9
マイクロコム・ネットワーク・プロトコル MNP クラス 10
Microcom Networking Protocol
máikroukɑ̀m nétwə̀ːrkiŋ próutəkɔ̀l
マイクロカム ネットゥワゥァーキング プロドゥコァールゥ
マイクロカム・ネットゥワゥァーキング・プロドゥコァールゥ
マ́イクロカ̀ム・ネッ́トゥワゥ̀ーキング・プロ́ドゥコァ̀ールゥ
マイクロコム ネットワーキング プロトコル
マイクロコム・ネットワーキング・プロトコル
マ́イクロコ̀ム・ネッ́トワ̀ーキング・プロ́トコ̀ル
MNP 1
MNP 2
MNP 3 【 以下関連語 】
MNP 4 エラー訂正
MNP 5 圧縮プロトコル
MNP 6 米Microcom社
MNP 7 米マイクロコム社
MNP 8
MNP 9
MNP 10
MNP Class 1
MNP Class 2
MNP Class 3
MNP Class 4
MNP Class 5
MNP Class 6
MNP Class 7
MNP Class 8
MNP Class 9
MNP Class 10
ITU-T V.42
ITU-T V.42bis
MNP クラス 1
MNP クラス 2

更新日:2024年 3月19日


【 他のICT用語辞典へ(外部リンク)】

MNP (Microcom Networking Protocol) (トランジスタ技術編集部)
Microcom Networking Protocol (Wikipedia)
MNP (通信用語の基礎知識)
ITU-T勧告 (通信用語の基礎知識)