出典: プリント基板 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/07/17,URL: https://www.wdic.org/ 電子回路の配線・実装に用いる、銅箔による配線が施された板のこと。 [概要] 絶縁板に銅箔を一様に貼った状態から写真製版技術を使い特定の箇所の銅箔を溶かして配線を形成することから、「プリント」基板と呼ばれる。 また、こうして作られた銅による回路を「パターン」という。 現在の電子機器の配線には欠かせないものであるが、構造や絶縁板の種類でいくつかに分類できる。 [分類] 構造 ● 片面基板 配線用銅箔を絶縁板の片面にだけ形成したもの。主に、配線がさほど複雑でないアナログ回路用。 片面基板の場合、銅箔のない側が部品を配置する面であり「部品面」、銅箔があり部品のリード線をはんだ付けする面を「はんだ面」という。 ● 両面基板 配線用銅箔を絶縁板の両面に形成したもの。高周波回路やディジタル回路の基板に使われる。 な両面に部品が載る混載実装の場合は、部品面/はんだ面という呼び方はあまりしないようである。 ● 多層基板 絶縁板の内部にも配線層を形成したもの。 内部層のうち二つの層を電源専用に使うことで、電源供給能力に優れる特徴がある。 主に、電子計算機の回路基板などの高速ディジタル回路用。 種類 様々なものがあるが、よく使われているものとして、次のようなものがある。 ● 生基板 基板全面に銅箔が貼られた基板。 ・・・ |
出典: プリント基板 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年5月28日 (日) 16:53 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ プリント基板(プリントきばん、PWB,PCB)とは、電子部品を固定して配線するための電気製品の主要な部品の1つである。 [概要] オーストリア人の発明家パウル・アイスラー(Paul Eisler)が考案した配線手法である。日本においては1936年(昭和11年)に成立した日本初のプリント配線板の特許が起源となる。集積回路、抵抗器、コンデンサー等の多数の電子部品を表面に固定し、その部品間を配線で接続することで電子回路を構成する板状またはフィルム状の部品。狭義は部品を含まない基板だけを指すが、広義には基板に電子部品を実装した状態も含む。主に、基材に対して絶縁性のある樹脂を含浸した基板上に、銅箔など導電体で回路(パターン)配線を構成する。いわゆるプリンテッドエレクトロニクスの一種であり、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット、オフセット印刷など様々な印刷技術が駆使されている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
プリント基板 | Wiring |
プリントきばん | wáiəriŋ |
PWB | ワイアゥリング |
Printed Wiring Board | ワイアリング |
príntəd wáiəriŋ bɔ́rd | [名詞] |
プリンティッドゥ ワイアゥリング ボーァドゥ | 配線 |
プリンティッドゥ・ワイアゥリング・ボーァドゥ | [形容詞] |
プリンテッド ワイアリング ボード | 配線の |
プリンテッド・ワイアリング・ボード | ・ |
・ | 2層基板 |
Printed Wired Board | 4層基板 |
príntəd wáiərd bɔ́rd | 6層基板 |
プリンティッドゥ ワイアゥドゥ ボーァドゥ | 8層基板 |
プリンティッドゥ・ワイアゥドゥ・ボーァドゥ | 生基板 |
プリンテッド ワイアド ボード | 層基板 |
プリンテッド・ワイアド・ボード | 多層基板 |
配線基板 | 片面基板 |
・ | 両面基板 |
PCB | |
Printed Circuit Board | |
príntəd sə́rkət bɔ́rd | |
プリンティッドゥ サゥーキットゥ ボーァドゥ | |
プリンティッドゥ・サゥーキットゥ・ボーァドゥ | |
プリンテッド サーキット ボード | |
プリンテッド・サーキット・ボード | |
プリンテッドサーキットボード | |
プリント回路板 | |
プリント配線板 | |
circuit board | |
基板 | |
回路基板 | |
電子基板 | |
更新日:2022年 5月20日 |