出典: オペアンプ [読み] オペアンプ [外語] OPamp: Operational Amplifier 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2007/08/01,URL: https://www.wdic.org/ 演算増幅器。アナログICの一種で、アナログ信号処理用のICではもっとも代表的なもの。OPアンプとも書かれる。 【概要】 これは増幅回路をIC化したもので、複数のトランジスタを組み合わせて数万〜数百万倍もの増幅率を持つよう設計されている。 色々な使い方があるが、単に信号増幅に使った場合、2本の抵抗で正確に増幅率を設定でき、0Hz〜100kHz前後まではほぼ完全にフラットな周波数特性が得られる。IC自体は数万〜数百万倍もの増幅率を持っているが、増幅率を上げると動作の精度が下がってくるため、実際に設定可能な増幅率は1,000倍程度が限度となる。 例えば、反転増幅回路、非反転増幅回路、電圧フォロア回路といった使い方がある。 【特徴】 現在のようなディジタル式コンピューターの性能がまだ低かった頃、増幅の働きと負帰還という理論を利用し、アナログ回路で関数計算などの科学技術計算を行なう「アナログコンピューター」というものが存在した。 オペアンプは、その基本構成要素となっていたものである。そのため日本語では演算増幅器という。 当時の多くの機器と同様、このコンピューターも真空管で構成されていたが、集積回路技術の進歩により一つのICになり、やがて部品感覚で利用されるようになった。 個別の部品で回路を組むより部品点数が少ないため故障しにくい、簡単に実用的な性能が得られる、アナログ信号のままで比較的複雑な信号処理が可能で、ほぼ理論通りの結果が得られるなど、多くの利点がある。このため、今でもオーディオ帯域程度までの小信号増幅は、殆どがこれで行なわれている。 |
出典: オペアンプ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2016年9月4日 (日) 23:07 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ オペアンプ(operational amplifier,オペレーショナル・アンプリファイア)は、非反転入力端子(+)と反転入力端子(-)と、一つの出力端子を備えた増幅器の電子回路モジュールである。日本語では演算増幅器という。OPアンプなどと書かれることもある。増幅回路、コンパレータ、積分回路、発振回路など様々な用途に応用可能である。 [概要] オペアンプは二つの入力間の電位差によって動作する差動増幅回路で、裸電圧利得は104倍から105倍と非常に高く、負帰還回路と組み合わせて適切な利得と動作を設定して用いる。 回路構成は一般的に、正負入力を持つ差動入力段、中間増幅段、負荷を駆動する出力段に分かれる。演算増幅器の名称は、かつて自動制御機能などを電子回路で実現する際、微積分・比較・加算・減算などをアナログ演算によって行うために開発されたことに由来する。なお、こうした演算回路を自由に組み合わせて接続し、各種リアルタイム演算ができるようにした装置をアナログコンピュータという。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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OPamp | dual operational amplifier |
Operational Amplifier | デュアルOPアンプ |
ɑ̀pəréiʃənəl ǽmpləfàiər | デュアル・オペアンプ |
アォペレイシュナルゥ アェンプリィファイァー | 2個入りOPアンプ |
アォペレイシュナルゥ・アェンプリィファイァー | コンパレータ |
アォ̀ペレ́イシュナルゥ・アェ́ンプリィファ̀イァー | 加算回路 |
オペレーショナル アンプリファイヤー | 減算回路 |
オペレーショナル・アンプリファイヤー | 差動増幅回路 |
オ̀ペレ́イショナル・ア́ンプリファ̀イアー | 積分回路 |
アナログ演算回路 | 増幅回路 |
アナログ えんざん かいろ | 発信回路 |
OPアンプ | 微分回路 |
オペアンプ | ・ |
演算増幅器 | Operational |
えんざん ぞうふくき | ɑ̀pəréiʃənəl |
アォペレイシュナルゥ | |
アォ̀ペレ́イシュナルゥ | |
オペレイショナル | |
オ̀ペレ́イショナル | |
[形容詞] | |
操作可能な | |
使用可能な | |
操作の | |
更新日:2024年 3月19日 |