出典: ジョン・アタナソフ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年10月20日 (日) 09:25 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ジョン・ヴィンセント・アタナソフ(John Vincent Atanasoff、Джон Винсент Атанасов、1903年10月4日 - 1995年6月15日)は、ブルガリア人の家系に生まれたアメリカ人物理学者。 ブルガリア人移民の息子として電気工学者となり、大学教授、戦時中の政府の研究所長、企業の研究開発担当重役などを歴任した。アタナソフ&ベリー・コンピュータの発明者・開発者であり、同機は後に1973年の、スペリーランドが持つENIAC由来の特許にまつわるハネウェルとの訴訟で、ENIACよりも先行していた点がいくつか認定されたという点が喧伝され有名になった。 ・・・ |
出典: ABC (計算機) 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 空白,URL: https://www.wdic.org/ ENIACの前身になったと言われる世界初のディジタル計算機。1940年代初期に、米国アイオワ州立大学のJohn V.Atanasoff教授と、その学生であるClifford E.Berryにより開発された。電子式スイッチ回路とコンデンサーによる記憶回路を持ち、25桁の2進数を記録することが出来た。当初30元の連立一次方程式を解くことを目標に開発を進めていたが、開発中に第二次世界大戦が始まり二人とも大学を去ってしまったため未完成に終わった。ENIACが世界初と呼ばれることが多々あったが、1975(昭和50)年10月、ミネアポリス連邦地方裁判所はABCが世界初のディジタル電子計算機であるという判決を下している。 |
出典: ENIAC [読み] エニアック [外語] Electronic Numerical Integrator And Calculator 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 空白,URL: https://www.wdic.org/ アメリカ国防省の依頼で、弾道計算用としてペンシルバニア大学で18,000本もの真空管を使って作られた世界初の本格的なディジタル電子計算機の名。John W.MauchlyとJ.Presper Eckert IIを中心とするプロジェクトにより開発され、1946(昭和21)年2月15日にペンシルバニア大学で完成式が行なわれた。但しこれは一般向けにお披露目された日であって、実際の機械は1945(昭和20)年には完成し、試運転が行なわれていた。 全長30m、総重量30トン、総消費電力140kWという巨大なものであったが、性能は現代のカード電卓程度しかなかったと言われている。また真空管の寿命により、稼動時間より交換修理等のメンテナンス時間のほうが長かったとも言われている。 プログラムは電気回路のロジックを変更することで行なう。つまりプログラムを変えるには配線を組み替えねばならない。 |
出典: アタナソフ&ベリー・コンピュータ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年11月17日 (土) 01:29 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ アタナソフ&ベリー・コンピュータ(Atanasoff-Berry Computer)は、最初期の電子式ディジタル計算装置のひとつ(one of the first electronic digital computing devices)で、しばしば世界初のコンピュータとされる。そのイニシャルから「ABC」と呼ばれる。1937年から1942年にかけてアイオワ州立大学で、ジョン・ビンセント・アタナソフとクリフォード・E・ベリーによって開発された。二進法の採用、並列コンピューティング、再生式メモリ、メモリと演算機能の分離といった数々のコンピュータに関する発明を成し遂げた。 [概要] ABCは、アイオワ州立大学物理学部の建物の地階で組み立てられた。資金不足のために2年以上を費やし、1939年10月に最初の試作機が完成し、11月に概念実証デモンストレーションが行われた。ABCは約 1.6km以上の電線と280本の双三極真空管と31個のサイラトロンから構成され、重量は320kg以上であり、机ほどの大きさであった。プログラム内蔵方式ではないところがその後のEDVACやManchester Mark I等のコンピュータとは異なっている。しかし、ABCは現代のコンピュータでも使われている3つのアイデアを実装していた。 1. 二進法を使って数値やデータを表す。 2. 機械的なもの(歯車や機械的なスイッチ)を使わず、全て電子的に計算を行う。 3. 計算をする部分とメモリを分離する。 ・・・ |
出典: ENIAC 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年2月28日 (木) 02:22 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ENIAC(エニアック、Electronic Numerical Integrator and Computer)は、アメリカで開発された黎明期の電子計算機。電子式でディジタル式だがプログラム内蔵方式とするにはプログラムのためのメモリはごくわずかで、パッチパネルによるプログラミングは煩雑ではあったものの、必ずしも専用計算機ではなく広範囲の計算問題を解くことができた。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ABC | Clifford Edword Berry |
éi bíː síː | クリフォード・E・ベリー |
エイ ビー シィー | John Vincent Atanasoff |
エ́イ ビ́ー シィ́ー | dʒɑn vínsənt ætǽnəsɔf |
エー ビー シー | ジャン・ヴィンセントゥ・アェタェナゥソフ |
エ́ー ビ́ー シ́ー | ジャン・ヴィ́ンセントゥ・アェタェ́ナゥソフ |
Atanasoff Berry Computer | ジョン・ヴィンセント・アタナソフ |
Atanasoff-Berry Computer | ジョン・ビンセント・アタナソフ |
ætǽnəsɔf béri kəmpjútər | ジョン・アタナソフ |
アェタェナゥソフ ベィリィー コァンピューダゥー | ディジタル・コンピュータ |
アェタェナゥソフ・ベィリィー・コァンピューダゥー | ディジタルコンピュータ |
アェタェ́ナゥソフ・ベィ́リィー・コァンピュ́ーダゥー | デジタル・コンピュータ |
アタナソフ ベリー コンピューター | デジタルコンピュータ |
アタナソフ・ベリー・コンピューター | 電子式ディジタル計算装置 |
アタ́ナソフ・ベ́リー・コンピュ́ーター | 世界初のディジタル計算機 |
アタナソフ&ベリー・コンピューター | 最初期 |
世界初 | |
更新日:2023年10月22日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ENIAC | ABC |
Electronic Numerical Integrator And Calculator | Atanasoff Berry Computer |
Electronic Numerical Integrator And Computer | Atanasoff |
ilèktrɑ́nik njumérikəl íntigrèitər ənd kəmpjútər | ætǽnəsɔf |
エィレゥクトゥロァニック ニューメリカゥルゥ インテグレイダゥー エァンドゥ コァンピューダゥー | アェタェナゥソフ |
エィレゥクトゥロァニック・ニューメリカゥルゥ・インテグレイダゥー・エァンドゥ・コァンピューダゥー | アェタェ́ナゥソフ |
エィレゥ̀クトゥロァ́ニック・ニューメ́リカゥルゥ・イ́ンテグレ̀イダゥー・エァンドゥ・コァンピュ́ーダゥー | アタナソフ |
エレクトロニック ニューメリカル インテグレーター アンド コンピューター | アタ́ナソフ |
エレクトロニック・ニューメリカル・インテグレーター・アンド・コンピューター | ・ |
エレ̀クトロ́ニック・ニューメ́リカル・イ́ンテグレ̀ーター・アンド・コンピュ́ーター | Eckert |
イェニアック | Mauchly |
エニアック | 水爆実験 |
[名詞] | 世界初 |
最初のコンピュータ | 弾道計算 |
最初の電子計算機 | ・ |
世界最初のコンピュータ | Numerical |
世界最初の電子計算機 | njumérikəl |
世界初のディジタル・コンピュータ | ニューメリカゥルゥ |
世界初のデジタルコンピュータ | ニューメ́リカゥルゥ |
世界初の真空管コンピュータ | ニューメリカル |
世界初の汎用電子計算機 | ニューメ́リカル |
せかいはつの はんよう でんしけいさんき | [形容詞] |
・ | 数値的な |
数的な | |
数を表す | |
数字として | |
・ | |
Integrator | |
íntigrèitər | |
インテグレイダゥー | |
イ́ンテグレ̀イダゥー | |
インテグレーター | |
イ́ンテグレ̀ーター | |
[名詞] | |
積分器 | |
積分回路 | |
・ | |
更新日:2024年 4月12日 |