出典: SDメモリーカード 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年7月28日 (水) 11:28 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ SDメモリーカード(エスディーメモリーカード、英: SD Memory Card)は、フラッシュメモリーに属するメモリーカードである。SDカードとも呼ばれる。デジタルカメラ、携帯電話などの携帯機器やテレビなどの家電機器まで幅広く利用されている。 [SDIO] SDにはメモリーカード規格の他、SDIOと呼ばれるI/Oインターフェースを想定した規格もある。標準での電流容量はStandard-Power SDIOとして200mAまでだが、High-Power SDIOとして500mAまで拡張できる。 ● SDIOカード Bluetooth、無線LAN、ワンセグチューナー、GPS、デジタルカメラカードなどがある。日本ではSDIOカードとしてデータ通信用PHSカードが市販されていた。 ● miniSDIOカード Bluetooth、無線LAN、ビデオ出力、インタフェースカードなどがある。 ● microSDIOカード 2010年5月時点で、無線LANアダプタが発売されている。 |
出典: SDIO [読み] エスディーアイオウ 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2011/06/14,URL: https://www.wdic.org/ メモリーカード規格であるSDメモリーカードと同じインターフェイスで、データ入出力(I/O)を可能とする周辺機器規格。 [概要] SDIOカードは、携帯電子機器に、低消費電力で高速なデータI/Oを提供することを目的とする。 もちろんSDIOに対応したスロット&機器でしか利用できないが、しかし従来のSDメモリーカードスロットに挿入しても単に無視され、故障など重大な問題が発生しないように設計されている。 [特徴] 機能 SDIOの機能として、次のものが標榜されている。 ● 携帯および固定アプリケーション用のターゲット ● SD物理バスへの変更が最小または不要 ● メモリードライバーソフトウェアへの変更を最小限とする ● 専用アプリケーションで拡張物理フォームファクターが利用可能 ● プラグアンドプレイ(PnP)のサポート ● 複数I/O、組み合わせI/O、メモリーを含むマルチファンクションのサポート ● 1枚のカードで、7つのI/O機能と一つのメモリーをサポート ● カードからホストへの割り込みを許容 ● 動作電圧範囲は2.7〜3.6V (動作電圧は初期化に使用される) ● 標準SDIO機能に関するアプリケーション仕様 ● 複数のフォームファクター ・ フルサイズのSDIO ・ miniSDIO 種類 SDIOカードは、「フルスピードSDIOカード」と「ロースピードSDIOカード」の二種類が定義されている。 フルスピードSDIOカードは0-25MHzのクロック範囲で、SPI、1ビットSD、4ビットSDの各伝送モードをサポートする。フルスピードSDIOカードは最大で100Mビット/秒(10Mバイト/秒)以上のデータ転送速度を持っている。 ロースピードSDIOカードはサブセット仕様で、SPIと1ビットのSD伝送モードを必須とし、4ビットSD伝送モードはオプション扱いとなる。またクロックも0-400kHzの範囲となる。特に高速が求められない機器で、最小限のハードウェアで充分なI/O能力をサポートすることを目的とし、モデム、バーコードリーダー装置、GPS受信機のような機能への対応が想定されている。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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SDIO | 拡張カード |
SD Input/Output | SDカード |
Secure Digital Input/Output | SDカードスロット |
sikjúr dídʒitəl ínpùt áutpùt | SDモード |
セキュァー ディジタゥルゥ インプットゥ アウトゥプットゥ | SPIモード |
セキュァー・ディジタゥルゥ・インプットゥ・アウトゥプットゥ | ・ |
セキュア デジタル インプット アウトプット | SPI |
セキュア・デジタル・インプット・アウトプット | Serial Peripheral Interface |
エス ディー アイ オー | エス ピー アイ |
エス ディー アイ オウ | シリアル ペリフェラル インターフェース |
・ | シリアル・ペリフェラル・インターフェース |
SDIOスロット | シリアルペリフェラルインターフェース |
SDIOカード | |
Secure Digital Input/Output card | |
更新日:2022年 5月 1日 |