出典: リングバッファー 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2012/12/20,URL: https://www.wdic.org/ バッファーを、(概念上)環状で管理、運用する制御手法。キュー(FIFO)の代表的な実装方法である。 [概要] リングバッファーは、ある一定の領域のメモリーを確保しておき、その範囲内を「環」であるように扱うものである。つまり、末尾と先頭が繋がった環状構造とみなした配列である。 キューに格納されたデータは、次の二つの変数で管理する。 ● head: キューの先頭要素を指す変数 ● tail: キューの末尾要素を指す変数 実装によっては、headをwriteやw、tailをreadやrと、読み書きの動作面から命名する実装もあり、以降は分かり易いように、headを書き込み(W)、tailを読み出し(R)としてこれを説明する。 例えばこれを時計回り(右回り)するものと仮定し、ここに「読み出し用のポインター」と「書き込み用のポインター」を変数として用意する。 リングバッファーに書き込むと、書き込み用のポインターが進む。読み出し用のポインターは、書き込み用のポインターの位置まで読み出すことができる。また書き込み用のポインターは、読み出し用のポインターを通り越すことは出来ない。 [特徴] 用途 例えば、受信の機能を持った通信プログラムを想定する。 この時、例えばコマンドが一文ずつしか受信できない、つまりコマンドの処理が全て終わるまで次が受信できないのでは、高速処理が実現できない上に不便である。 電文の送信側から見ると、電文を送ったあと、その返信を受けるまで次の電文を送信出来ないことになり、処理が滞る。 ・・・ |
出典: リングバッファ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年3月29日 (金) 17:27 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ リングバッファ (英: ring buffer)、またはサーキュラーバッファ (英: circular buffer)、環状バッファ(かんじょうバッファ)は、図のようなリング状に配置されたバッファである。 [仕組み] バッファを物理的にリング状に配置することはできないので、インデックス(添え数)をバッファサイズで割って剰余を取る正規化をし、一定の範囲に限定することで、直線状のバッファの両端を論理的に繋げる。正規化により、インデックスがバッファの最後を超えると最初に戻り、また負数が適切に処理されていれば、バッファの最初より前になると最後に進む。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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環状バッファ | circular |
circular buffer | sə́ːrkjələr |
sə́ːrkjələr bʌ́fər | サゥーキュラゥー |
サゥーキュラゥー バゥファゥー | サーキュラー |
サゥーキュラゥー・バゥファゥー | [形容詞] |
サーキュラー バッファ | 丸い |
サーキュラー・バッファ | 円形の |
サーキュラーバッファ | 環状の |
ring buffer | 循環の |
ríŋ bʌ́fər | ・ |
リング バゥファゥー | ring |
リング・バゥファゥー | ríŋ |
リング バッファ | リング |
リング・バッファ | [名詞] |
リングバッファ | 輪 |
リング バッファー | 環 |
リング・バッファー | |
リングバッファー | |
円環状バッファ | |
循環バッファ | |
更新日:2022年 2月14日 |