出典: 新JISキーボード [外語] New JIS Keyboard 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/05/28,URL: https://www.wdic.org/ 新JIS配列(JIS X 6004)を採用した日本語キーボードのこと。 [特徴] それまでのJISキーボード(JIS X 6002)の「かな」は、キーボード4段に配置されており「入力しづらすぎる」ため、これを3段にまとめて「普通に入力しづらい」レベルに改善(?)したキーボードである。 JISはこの配列を普及させようと試み、またワードプロセッサーのメーカーもそれに応える形で多くの機種で採用した。 しかし結局その試みは失敗に終わり「使用実態がないため廃止する」として1999(平成11)年3月20日付でJIS X 6004は廃止された。 |
出典: 新JIS配列 [読み] しんじすはいれつ 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/05/29,URL: https://www.wdic.org/ キーボードの配列の一つ。JIS X 6004-1986 仮名漢字変換形日本文入力装置用けん盤配列、として規格化されていた。 [概要] 全く普及せず、規格は既に廃止されてしまった。大まかな特徴は次の通り。 ● 英数字はQWERTY配列 ● 記号は独自 ● 「かな」は三段にまたがるよう配置が変更された ● ASCII配列と比べると、Enterキー周辺のメインキーが一つ多い 旧JISとの差は、かなの配列である。 [特徴] JISのキーボード配列は、次の二つがある(あった)。 ● JIS X 6002(旧JIS C 6233) ● JIS X 6004(旧JIS C 6236) 新JIS配列はこのうち後者であり、この配列を採用したキーボードを新JISキーボードという。 前者はJIS配列と俗称されるが、「旧JIS配列」と呼ぶ向きもある |
出典: 新JIS配列 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年5月27日 (水) 06:21 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 新JIS配列は、日本語入力用キー配列の一つ。カナ系。 1986年、通商産業省により「仮名漢字変換形日本文入力装置用けん盤配列」JIS C 6236 として標準化され、後にJIS X 6004と改名されたが、1999年に廃止された。 [歴史] 1986年当時最も普及していたJISかな配列には問題点が指摘されており、それに変わるものとして考案された。しかしJISかな配列が廃止されることなく併存し続けたため、パーソナルコンピュータ用としては普及せず、1999年には「使用実態がない」としてJIS規格上からは廃止された。例外的にワープロ専用機のオプションとしては複数のメーカーが採用していた。 ・・・ [設計思想] 制定に当たっては、高等学校の教科書9教科(9冊)の延べ130万文字や天声人語(16万語)などの資料をn-gramデータとして集計してから用いた。また、実在の人間にとって「無理なく・すばやく」操作できる入力法を設計するために、女子大学生7名を対象として延べ約380万文字分の「指の運動特性」調査を行った。入力の過程で得た運動特性データは、配列を設計・選別するための打鍵速度データとして使われた。 新JIS配列は日本語入力の分野において、「数百万字クラスの大規模n-gramデータを、数百万打鍵クラスの大規模運動特性データによって仮想打鍵する」ことにより、無数に存在する配列候補から「各種の要求を満たす、評価の高い配列」を、現実的な設計期間で選び出せる設計手法が利用された先駆けでもある。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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新JIS配列 | 廃止 |
仮名漢字変換形日本文入力装置用けん盤配列 | 廃止規格 |
JIS C 6236 | 日本語入力用キー配列 |
JIS X 6004 | JISかな配列 |
JIS X 6004-1986 | 日本語キーボード |
新JISかな配列 | |
New JIS Keyboard | |
新JISキーボード | |
更新日:2021年 7月22日 |