出典: 積和演算 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年9月24日 (日) 16:08 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 積和演算 (せきわえんざん)は、演算のひとつで、積の和を求める、つまり乗算の結果を順次加算する演算である。乗累算 (じょうるいざん) とも言う。MAD/MADD (multiply-add) もしくは MAC/MACC (multiply-accumulate) と呼ばれることもある。デジタル信号処理において非常に多く使用される演算で、デジタルシグナルプロセッサでは積和算命令を1クロックで実行できる専用の演算回路を持つ。また、1秒間にこの積和演算を何回実行できるか、がプロセッサの性能指標として使われることもある。 [融合積和演算] 積和の演算式において、途中の積算 {\displaystyle b\times c} b\times cの演算結果を浮動小数点数の値としていったん丸めてしまうと、最終演算結果に大きな誤差が発生する。途中の積算を丸めず、積和演算を1命令で行なってしまうことで、最終演算結果の誤差を小さくするのが融合積和演算 (fused multiply-add, FMA/FMAD) である。FMAはIEEE 754規格の2008年改訂版 (IEEE 754-2008) で標準化されている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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FMA | fused |
éf ém éi | fjuːzd |
エゥフ エィム エイ | フィユーズトゥ |
エゥ́フ エィ́ム エ́イ | フューズド |
エフ エム エイ | [形容詞] |
エ́フ エ́ム エ́イ | 溶かした |
FMAD | 溶融した |
Fused Multiply Add | 融解した |
fused multiply-add | 融合した |
fjuːzd mʌ́ltəplài ǽd | ヒューズが付いた |
フィユーズトゥ モァルゥトゥプラゥイ アェッドゥ | ・ |
フィユーズトゥ・モァルゥトゥプラゥイ・アェッドゥ | multiply |
フィユーズトゥ・モァ́ルゥトゥプラゥ̀イ・アェッ́ドゥ | mʌ́ltəplài |
フューズド マルチプライ アッド | モァルゥトゥプラゥイ |
フューズド・マルチプライ・アッド | モァ́ルゥトゥプラゥ̀イ |
フューズド・マ́ルチプラ̀イ・アッ́ド | マルチプライ |
融合積和演算 | マ́ルチプラ̀イ |
ゆうごうせきわえんざん | [他動詞] |
融合積和算 | ~を掛ける |
ゆうごうせきわさん | ~を拡大させる |
・ | [自動詞] |
IEEE 754-2008 | 掛ける |
・ | 掛け算をする |
・ | |
add | |
ǽd | |
アェッドゥ | |
アェッ́ドゥ | |
アッド | |
アッ́ド | |
[他動詞] | |
【 以下関連語 】 | ~を足す |
積和演算 | ~を加える |
せきわえんざん | [自動詞] |
AVX命令 | 付け足す |
Intel Advanced Vector eXtensions | 加算する |
Intel AVX | 付加する |
SIMD拡張命令 | 加える |
融合積和算命令 | |
・ | |
更新日:2024年 4月12日 |