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ICT用語の意味と同義語

【 「一時記憶領域」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: バッファー 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2010/02/26,URL: https://www.wdic.org/

 緩衝領域、クッション領域。

[概要]
 プログラムで処理を行なう際、データを一時的に格納するためのメモリー領域をいう。
 例えば、実際の処理の前に、処理に都合の良いようにデータを加工して保管して置く場所として用いたり、他の処理とデータのやり取りをする際、お互いのデータを格納するための領域として用いたりする。

[特徴]
確保場所
 バッファーをどこに確保するかは、様々な手法がある。
 ● 決まったアドレスに確保する方式
 ● スタックに確保する方式
 ● ヒープに確保する方式
 アセンブリ言語などでは決まったアドレスにサイズを確保して扱う簡易な方法がよく使われる。CやC++などでもstaticなグローバル変数は同様の扱いとなる実装が多いようである。
 CやC++では、関数内でautoで確保した変数はスタックに領域が確保される。CのmallocやC++のnewを用いて確保したものはヒープに領域が確保されている。
管理方法
 バッファーの管理方法には、主に次のような方法が使われる。
 ● 排他制御が無く一つの処理で占有するもの
 ● リングバッファー (複数個所からの読み書きをこなす)
 ● FIFO
 ● LIFO (スタック)
 データ通信の場合は、送信バッファーや受信バッファーなどとしてバッファーを用い、この管理にはよくリングバッファーが用いられる。
あふれ
 リングバッファーを用いない処理の場合、想定以上のサイズのデータを受信した場合にはバッファーが溢れることがある。このとき、プログラムの格納されたメモリー領域があふれた不正なデータで上書きされてしまうことがある。
 これはバッファーオーバーフローと呼ばれるバッファー管理プログラムのバグであるが、ありがちなバグであり、古くからプログラマーを苦しめた。
 これを悪用すると通信のデータ中に破壊プログラムなどを混入させ、それを受信した端末のデータ等を故意に破壊する事も可能となる。
出典: バッファ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年2月27日 (木) 04:48 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 情報処理機器におけるバッファ・緩衝(域)(英: buffer)とは,記憶単位間のデータ転送において一時的にデータを記憶することを指す。 二つの記憶単位が同期されていなかったり,それぞれの処理速度が異る場合によく用いる。

[概説]
 緩衝器としては機械的な仕組みとして構造物で前後の物理的干渉を断ち切って前後関係による悪影響を防止する目的であったが、電気や電子分野などの発展によってこれらの分野でも「緩衝」は転用され、これらの分野では吸収による緩衝に替わり、前後の相互干渉による悪影響を隔離することや時間的差違を補正する遅延や一時記憶など整合を図り矛盾を解決する機能や手段となっており、これらを緩衝と呼んでいる。



【 他のICT用語辞典へ(外部リンク)】

バッファー (通信用語の基礎知識)
バッファ (Wikipedia)



【 一時記憶領域 の同義語と関連語 】
< 1 >
同義語・類義語 関連語・その他
バッファ
buffer
bʌ́fər
バゥファゥー
バッファー
BUFFERS
[名詞]
バッファー領域
バッファ領域
一時記憶
一時記憶領域
緩衝
緩衝器
緩衝物
緩衝材
緩衝するもの
[他動詞]
衝撃をやわらげる
~を緩和する











































更新日:2022年 2月28日




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