出典: Observer パターン 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年7月5日 (日) 22:52 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Observer パターン(オブザーバ・パターン)とは、プログラム内のオブジェクトのイベント( 事象 )を他のオブジェクトへ通知する処理で使われるデザインパターンの一種。 通知するオブジェクト側が、通知されるオブジェクト側に観察(英: observe)される形になる事から、こう呼ばれる。 出版-購読型モデルとも呼ばれる。暗黙的呼び出しの原則と関係が深い。分散イベント処理システムの実装にも使われる。言語によっては、このパターンで扱われる問題は言語が持つイベント処理構文で処理される。 [クラス図] このパターンの基本は、イベントを通知される側の1つ以上のオブジェクト(オブザーバ 又は リスナーと呼ぶ)を、通知する側(サブジェクトと呼ぶ)のオブジェクトに登録する事である。そして通知関数が、抽象メソッドになっている事が重要である。 |
出典: ウォッチドッグタイマー [外語] watchdog timer 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2012/05/07,URL: https://www.wdic.org/ ある装置などが正常に稼働しているかどうかを常時監視するタイマー機能のこと。「番犬タイマー」。 [概要] ある一定時間毎に、相互で何らかの通信を取り合うように作られたもの。この通信が途切れた時点で装置が故障したりハングアップ等の不正動作が発生したことが分かる。 また組み込み用のマイクロプロセッサーでは、処理のハングアップを防止するためにウォッチドッグタイマーを機能として持っているものも多い。 ネットワーク監視、電子計算機稼働監視などの装置に搭載されている。 [特徴] 例えば、ルネサスのプロセッサーであるH8やSuperHなどでは、ハングアップ防止用のウォッチドッグタイマー機能が搭載されている。 プログラム起動後、CPUに待機時間をセットし、機能を有効にする。するとCPUは定期的にカウンターを増分し、一定値を超えるとCPUリセットを発動する。従って有効にした後は、プログラムで定期的にカウンターをクリアするI/Oポートにアクセスし続けねばならない。 I/Oポートへのアクセスはタイマー割り込み処理内でも良いが、ハングアップを検知するという目的を考えると、メインルーチンの実際のループ内の方がより良い。このアクセス処理は、くれぐれも無限ループ内などに置かれないよう、処理方法については検討をする必要がある。 |
出典: デザインパターン 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年4月3日 (金) 13:38 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ソフトウェア開発におけるデザインパターン(型紙(かたがみ)または設計パターン、英: design pattern)とは、過去のソフトウェア設計者が発見し編み出した設計ノウハウを蓄積し、名前をつけ、再利用しやすいように特定の規約に従ってカタログ化したものである。 [概要] 書籍『オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン』において、GoF (Gang of Four; 四人組) と呼ばれる4人の共著者は、デザインパターンという用語を初めてソフトウェア開発に導入した。GoFは、エーリヒ・ガンマ、リチャード・ヘルム、ラルフ・ジョンソン、ジョン・ブリシディースの4人である。彼らは、その書籍の中で23種類のパターンを取り上げた。 [主要なデザインパターンの一覧] 振る舞いに関するパターン Observer:インスタンスの変化を他のインスタンスから監視できるようにする。Listenerとも呼ばれる。 |
出典: ウォッチドッグタイマー 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年4月15日 (日) 06:28 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ウォッチドッグタイマー (watchdog timer) は、コンピュータシステムにおいて定期的に発動することで、システムが機能し続けていることを確認させるためのタイマーである。 [概略] メインのプログラムがハングアップなどの不正な状態に陥ってしまい、規則的なウォッチドッグ操作(「犬をなでる」とも呼ばれる「サービスパルス」の書き込み)が行なわれなかった(タイムアウト)場合に、例外処理が実行される。例外処理は、ハングアップしたシステムを正常動作に戻すことを目的としてシステムをリセットする場合が多いが、電源切断によりシステムを強制停止させるものや電源を切断した後に再投入するものもある。確実さのため、ハードウェアに組み込まれることも多いが、ソフトウェアで実装することが必ずしも無意味ではない。「ハードウェア的には健全に見えるが、ソフトウェア的には機能していないシステム」もまた、異常として検出されねばならず、そのためには何らかのソフトウェアウォッチドッグタイマーが必要である。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Observer | Observer |
əbzə́ːrvər | əbzə́ːrvər |
アォブザゥーァヴァゥー | アォブザゥーァヴァゥー |
オブザーバー | オブザーバー |
Observer Pattern | [名詞] |
əbzə́ːrvər pǽtərn | 観察者 |
アォブザゥーァヴァゥー パェーダゥーン | 監視者 |
アォブザゥーァヴァゥー・パェーダゥーン | 評論家 |
オブザーバ パターン | ・ |
オブザーバ・パターン | observe |
オブザーバパターン | əbzə́rv |
オブザーバー パターン | アォブザゥーァヴ |
オブザーバー・パターン | オブザーブ |
オブザーバーパターン | [他動詞] |
Observer パターン | ~を監視する |
Listener | ~を観察する |
lísnər | [自動詞] |
リィスナァー | 観察する |
リスナー | ・ |
出版-購読型モデル | Listener |
・ | リスナー |
Design Pattern | [名詞] |
dizáin pǽtərn | 聴取者 |
ディザイヌ・パェータゥーン | ・ |
ディザイヌ・パェーダゥーン | Design |
デザイン パターン | dizáin |
デザイン・パターン | ディザイヌ |
デザインパターン | デザイン |
・ | [他動詞] |
~を計画する | |
~を立案する | |
~を設計する | |
[自動詞] | |
設計する | |
計画する | |
[名詞] | |
設計 | |
設計図 | |
計画 | |
図柄 | |
更新日:2022年 5月 9日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
WDT | RESET |
ウォッチドッグ・タイマー | リセット |
watchdog timer | 再起動 |
wɑtʃdɔ̀g táimər | 初期化 |
ワゥッチドァッグ タゥイマゥーァ | ウォッチドッグ・リセット |
ワゥッチドァッグ・タゥイマゥーァ | ウォッチドッグ機構 |
ウォッチドッグ タイマ | 番犬機能 |
ウォッチドッグ・タイマ | ・ |
ウォッチドッグタイマ | WatchDog |
番犬タイマー | watchdog |
wɑtʃdɔ̀g | |
ワゥッチドァッグ | |
ウォッチドッグ | |
[名詞] | |
番犬 | |
監視者 | |
監視役 | |
見張り番 | |
WD | |
更新日:2022年 1月13日 |