出典: Antinny 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2004/05/20,URL: https://www.wdic.org 2003(平成15)年8月8日(米国時間)に発見され、WinnyによるP2P共有ネットワークを介して感染を広げているトロイの木馬型ワーム。SymantecはW32.HLLW.Antinny(亜種は末尾に.*)、Trend MicroはWORM_ANTINNY.*と呼んでいる(*は亜種名)。亜種にはB〜Oまでが確認されているらしい。このワームに感染するとWinnyのCacheフォルダー内のファイルが削除され、Downフォルダー内のファイルを適当に選び自分のコピー(EXEファイル)を含めてLZHアーカイブとし、Upフォルダーへ投下する。更にレジストリを変更し、自身が自動起動されるようにする。ここで作られたファイルがP2Pネットワークを介してダウンロードされ、その人がEXEファイルを実行すると、同様にして感染する。こうして感染を広げていった。EXEファイルは自動で実行されるわけではなく、あくまで手動である。しかしWinnyは "ネットランナー" などの厨房養成雑誌によりド素人の利用者も多いために、利用者の危機管理が徹底しておらず感染が広がってしまったと考えられる。ワーム感染時、Win.iniファイルに「[ぬるぽ] ぬるぽ=C:\Winny2\」というセクションを追加するため、"ぬるぽワーム"、"ぬるぽウイルス" とも呼ばれている。ガッ!!。実行ファイルの解析から、Visual C++で開発されたことが分かっている。但し俗にキンタマワームと呼ばれる亜種Antinny.G、晒し挙げと呼ばれる亜種Antinny.KはDelphiで書かれており、実際には別物である。 |
出典: Antinny 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年8月24日 (木) 14:00 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Antinny(アンチニー / アンティニー)はMS Windows上でワーム活動を行うコンピュータウイルス。 [概要] 主としてWinnyなどのファイル交換ソフトを媒介とし、多くの亜種が存在し、コンピュータ内のファイル(特にデスクトップやマイドキュメントの中身、Outlook Expressのメールなど)を勝手にWinnyを通して共有する機能を持つものが多い。これらは暴露ウイルスと呼ばれ、個人情報や、政府や各企業の機密情報が漏れ社会問題となっている。Microsoftの発表によると2005年10月12日にAntinnyに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」はリリース後一ヶ月で、約11万台のPCから20万以上のAntinnyを削除したとしている。日本語のファイル名が多いためAntinnyに感染している9割以上が日本語版Windowsとされる。 ・・・ |
Antinny | [ぬるぽ] | [ぬるぽ]ぬるぽ=C:\Winny | [ぬるぽ]ぬるぽ=C:\Winny2\ |
Antinny.A | Nullporce | Trojan.Welomoch | W32/Antinny-A |
Win32.Antinny.A | Win32/Antinni.O!Worm | Win32/HLLW.Antinny.A | WORM_ANTINNY.A |
アンチニー | アンティニー | キンタマウイルス | ぬるぽ=C:\Winny2\ |
ぬるぽウイルス | ぬるぽワーム | 圧縮フォルダエラー | 圧縮フォルダは無効 |
壊れています | 仁義なきキンタマ | 仙台ギャラクシーエンジェルズ | 抜子たん |
暴露ウイルス | ばくろウイルス | ||
Antinny.AB | Antinny.AD | Antinny.BF | Antinny.C |
Antinny.G | Antinny.K | Antinny.L | P2Pファイル共有フォルダ |
P2P共有ネットワーク | PE Patrite.A | Share | TROJ_UPBIT.A |
Trojan.Upbit | W32.Antinny.BF | W32.HLLW.Antinny | W32.HLLW.Antinny.G |
W32.SillyP2P | Winny | Worm | ワーム |
WORM_ANTINNY.* | WORM_ANTINNY.BJ | ヴァィラァス | ウイルス |
コンピュータ・ウイルス | ワーム活動 | 更新日:2021年 2月20日 |